スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2012年11月の映画備忘録

自分のための映画備忘録なので、
興味のない方はスルーしてください。
今月もほとんど前に見ている映画ばかりだった。

●フォーン・ブ―ス
●グッドナイト・ムーン
●ボビー
●インサイド・マン
●ザ・インターネット
●ロスト・イン・トランスレーション
●サイコ(新旧2本)
●バ―ド
●アンノウン
●ジョ―・ブラックをよろしく(年に一度は見てしまうかも)
●エミリー・ロ―ズ
●ジャック・サマースビ―
●カミハテ商店・・・北白川派映画第散弾
●その他

★おススメの一本
  ↓
カミハテ商店

スポンサーサイト

テーマ : WOWOW/スカパーで観た映画の感想
ジャンル : 映画

広隆寺「聖徳太子御火焚祭」(8)・・・・聖徳太子は信仰の対象ながら、学問にとっては探究の対象

ブログに3


日本人は、聖徳太子がなぜか大好きなようです。
聖徳太子に関する書籍だけで、図書館がいくつできることかと、
資料の目録だけで気が遠くなるほどの量です。


広隆寺もまた、太子が建立に関わったお寺同様、
いまも多くの参拝客が訪れているお寺ですが、
毎年11月22日に催される火焚祭を今年初めて見物に行き、
初めてそれが仏教という宗教にのっとった儀式であることに気付かされました。

ただ、わたくしたちが教養として学びイメージしてきた仏教とは、
かなり違うものだという印象は拭えず、
真言密教というより、神仏習合の奥義とも呼びたくなるような、
もっと違うような・・・うまく言えません。


それでも、この火祭りは信仰のたまものでした。
信者の方たちにとって「聖徳太子は実在しなかった」という論など、
考えられもしないようなことだろうと。

イエスは実在しなかったという論と似ているのかもしれません。
イエス同様、すでに「歴史的存在」となっている聖徳太子ですから、
その「実在」を疑い否定する昨今の一部の歴史研究は、大変です。


歴史学会にとって、また多くの信者の方たちにとっても、
「聖徳太子は実在していなかった」という仮説は、
学校の歴史で「17条の憲法」と「冠位十二階の制度」
これらを制定した人物、そう教わったことは忘れても、

   「和を持って尊し」

と憲法の中で語った歴史的人物として、
いつの間にか深く、慣れ親しんできている多くの日本人にとっても、
容易には受け入れられないだろうと思われますけれど、


学問にタブーは似合わない。


なので、
古代史研究の皆さまには頑張っていただきたいなあと。
そして、真実を愛する研究者の皆さまにも期待したいです。
やはり、聖徳太子って、大きいなる謎ですから。



テーマ : 仏教・佛教
ジャンル : 学問・文化・芸術

広隆寺「聖徳太子御火焚き祭」(7)・・・・聖徳宗

iyoiyomoeru.jpg

火10

御火焚祭6

御火焚祭7


この瞬間から、境内は参拝客の動きでざわざわし始め、
同時に、ハーラーミーターハーラーミーターという経文が、
あちらこちらから輪唱のように響き渡りました。

つまり、僧侶の方たちばかりではなく、
信者の方たちの唱える経文の唱和・・・


iyoiyomoeru2.jpg


iyoiyomoeru3.jpg


荘厳な世界です。
その場を、荘厳たらしめるもの、と言えばいいでしょうか。
唱文が響き渡る中で、それが垣間見られたように感じられ、
立ちつくしてしまいました。


iyoiyomoeru4.jpg


iyoiyomoeru5.jpg


あるときから脈々と続けられてきた広隆寺の祀り、
そこで、祀られてきた聖徳太子という存在、
祀ってこられた方たちこそ空海門下の真言密教の僧たちと修験道の僧たち・・・・


御火焚祭3


御火焚祭4


御火焚祭5


広隆寺に鳴り響きわたったお経の唱和、
周囲の、見物客だとばかり思っていた人たちも
やがて一斉にギャーテーギャーテー

その瞬間、この火焚祭は信者の方たちによるものであることに、
やっと気付かされた次第でした。

ああ、そうだったのかと。

聖徳宗の信者の方たちなのでしょうか。
22日は、そもそも聖徳太子のご命日とされている日ですし、
聖徳宗は聖徳太子を開祖と仰ぐ宗派です。
総本山は奈良の法隆寺ですけれど・・・・
それとも、違うのか?


御火焚祭1


説明によれば、広隆寺は、弘仁9年(818年)の火災で全焼しているので、
現在のお寺は創建当時の建物ではありません。

承和3年(836年)に、
広隆寺別当(住職)に就任した空海の弟子によって、
復興されたようです。が、久安6年(1150年)にも火災で全焼。

その後の復興の折り、落慶供養が行われたそうです。
真言宗の僧侶によって取り仕切られたのでしょうか。

聖徳太子と空海の繋がりは実に興味深いです。
太子の進行した仏教も、空海が進行した仏教も、
わたくしたちが教えられ学びイメージしてきた仏教とは、
実は随分違っているのではないか。


   捨身飼虎(しゃしんしこ)、施身聞偈(せしんもんげ)、

火祭りの荘厳さの中で、、
あの玉虫厨子にある双図の凄まじさと太子が重なり、そして、
なぜかこの二つの図と曼荼羅図が重なって、
何とも言えない重苦しさを感じてしまったわたくし。

そして、中宮寺の「天寿国繍帳」にある、

  
   天国世間虚仮(せけんこけ)、唯仏是真(ゆいぶつぜしん)


これが、国政の第一線にいた人物の辞世の言葉かと思うと、
改めて驚かされるのです。

太子、そして、空海、
それぞれの当時の二人の思い描いていた仏教を、
どうイメージしたらいいのか。

信心といったことからではなく、双方の、天皇家との関わりを、
つい推察して謎だと思ってしまうわたくし。

古代史の謎へ関心ですけれど、専門外のことながら、ぞくわぞわしてきて、
太子を巡る仮説に対し興味が耐えないのです。


テーマ : 仏教・佛教
ジャンル : 学問・文化・芸術

広隆寺「聖徳太子御火焚祭」(6)・・・・結界

w.jpg

いよいよ火焚きに入るというとき、

参拝客はこの瞬間を固唾をのんで見守っているという風で、
境内は緊迫感に包まれました。



hi 1

hi-2.jpg


火3

火4

火5


この後、境内に御火焚の煙が立ち上る中、経文の唱和が響き渡り、
実に、荘厳な雰囲気となっていきました。

同じ境内にいる他の多くの観光客とはまるで次元の異なる結界が、
ここに張られているように感じられたわたくし。

広隆寺を訪れるときには、やはり・・・・
古代史の歴史の勉強が事前に必要なように、
この火祭りに対しては、
真言宗の勉強も必要だなあと感じたゆえんです。



火6


火7


火8


火9

テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

広隆寺「聖徳太子御火焚祭」(5)・・・・「調伏」か

q.jpg

怨霊を鎮めることで国家護持を担当することになった空海、
その空海が自らを太子の生まれ変わりと語ったのかどうか不明ながら、
信者の方たちはそのように信じておられる。

太子信仰と言えば、空海以上に、
天台宗の祖とされる最澄も凄まじい。
日本に法華経を広めることになった聖徳太子は、
恵慈禅師の後身であり、最澄自身もその玄孫だという。
太子を救世観音の化身だとする教えも、
天台宗系の僧侶たちに多いなあと。

こうなると、史実の太子を求めたいわたくしにとって、
もうどうにもなりません。どうにもならなくなります。



r.jpg


ところで、空海が唐に留学した時に一緒だった人物に、
橘逸勢(たちばな の はやなり)がいます。ご承知のように、
無実の罪を背負わされて恨みを持って亡くなった平安時代の著名人で、
凄惨な拷問を受けて死亡しているようです。

京都に怨霊信仰が広まってたまさにその時代に、あっという間に、
宗教界のトップに立った空海のことを思うと、


s.jpg


怨霊に対する調伏能力が期待されたことは、
今の時代に考える以上に大変なことだったろうと思うのですけれど、
まさに、オカルト、いえ、それを超えている世界だなあと。
いかに信仰の世界であるとは申せ、
政治も絡んでくる以上、正直なところ、そう思ってしまう。


t.jpg


冤罪で恨みを持って亡くなった人々は、
まさに清廉で優秀な人たちでもあっただけに、
讒言(ざんげん)した側は、怨霊の仕業とされた天災にどれほど怯えたことか。

当時の日本社会は、地震も日照りも水害も雷もすべて、
恨みを持って亡くなった怨霊のせいだと思っていたわけですから。

だからこそ、これを政治利用することも可能になるわけです。


u.jpg


だからこそ、こだわってしまいます。
平安時代やその前の奈良時代に冤罪で亡くなった人物たちの、
いわば怨霊を調伏する、退治する、あるいは、慰撫する力をこそ、
期待されたに違いない宗教者の代表たる空海が、なぜ、
聖徳太子を祀ったのかと。


法隆寺を聖徳太子の怨霊を閉じ込めた寺だと言って、
古代史に大きな仮設を提示した梅原氏を持ち出すわけではありませんが、
京都にも「謎」はいくつもあるのです。


御火焚き祭りとは何か7


太子を信仰しておられる方たちは、
真言宗の信者の方たち同様に仏教者の方たち。
信者の方たちは、信仰のルーツとなっている聖徳太子に対して、
謎を感じている人たち、古代史研究者や古代史ファンのことを、
ご存知なのでしょうか。
そして、どう思っておられるのか・・・

もし、お話を聞かせていただけるなら、
ぜひ、伺いたいと思いつつ、それが憚られるのは、やはり、
信仰と学問の科学的態度とは異なること、
それを尊重しているからに他なりません。

が、この御火祭を見ているうちに、
これは調伏しているのではないかとそう思われてくるから不思議です。

太子を護持するためなのか。
あるいは、調伏の対象は太子なのではないか?
恐れ多くも人民と国家護持のために調伏させていただく。
そんな妄想を抱いてしまう程です。

写真をご覧ください。
山伏の姿の方たちの表情は太子への信仰でしょうか。
わたくしには、調伏しているとしか思えなくなっていきました。

尊崇し礼拝し、聖人としてあるいは超能力者として篤く信仰するが故に、
なればこその調伏であるような。
だからこそ、太子は神仏同様の存在として、
聖人として神秘化されたままなのかもと。

>

テーマ : 仏教・佛教
ジャンル : 学問・文化・芸術

ブロとも申請フォーム

★リンクフリー

検索フォーム

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

★RSSフィード

QRcode

QR
管理人

月光院璋子

Author:月光院璋子
自由の享受を幸せと実感する人間です。相手の自由を尊重できる方は幸い。自由のために戦える生は尊い。
自由=愛です。

【Thank You】
カレンダー
10 | 2012/11 | 12
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
いま、雪が降る
★お知らせ★
最新記事
Bookmark
月と遊ぶ
最近のコメント
★お花が好き♪
月別アーカイブ
ブログ全記事表示

全ての記事を表示する

ブログ内検索
新しい家族(=^^=)
いつでも里親募集中
★月光の下で
カテゴリー
★閲覧のBGMに・・・
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。