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退蔵院の夜桜 2014

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退蔵院方丈の間から眺めた夜景です。
向こうで光っているのが、ライトアップされた退蔵院の庭の夜桜だと聞けば、
その輝かしさに驚かれるのではないでしょうか。



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昨年の今頃、初めてここ妙心寺の塔頭の一つ、退蔵院の夜桜を観ましたが、
その宝石のような桜に圧倒されてしまったわたくし。

今年は友人と見に行こうと思いながら、南禅寺での食事で時間を忘れてしまい、
時間切れとなって行けなくて残念に思っていたところ、何と、



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今年から、ライトアップされた夜桜の「一般公開」を退蔵院は止りやめとのこと。
理由は分かりませんが、その代わり精進料理付きのコースはそのまま。
夜桜を楽しみたい客に対する主催者側の配慮でしょうか。
それとも、商売熱心からか。だとするなら、さすが「そろばん面」です。

いずれにしても、数百円で人影の多い中で鑑賞するか、
数千円出して精進料理付きで静寂の中で鑑賞するか。

お料理はともかくとして、静寂の中でこの夜桜を心行くまで鑑賞できるなら、
迷うことなく、静寂さを選びたいわたくし。



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ということで、今年も、娘と一緒に退蔵院の夜桜を眺めてきました。
ため息が漏れるような世界でした。


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この夜のお客は20名程度。

副住職による本堂案内を経て、夜桜を鑑賞・・・・
静寂さの中で退蔵院の夜桜をゆっくり鑑賞できるなんて・・・
何てぜいたくな時間だったことでしょう。


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これらの桜を、ほぼ一人で独占したようなぜいたく・・・
贅沢ゆえにその対価は仕方がありません。
一人5000円で得られるぜいたく・・・・
これを高いと感じるか安いと感じるかは、ひとそれぞれ。
価値観の違いということで、



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精進料理はともかくとして、年頃なのに化粧品や流行の服も買わない娘にとって、
夜桜見物に5000円という体験は、良い勉強になったようでした。


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若い女性数人を伴ってご満悦のテレビでコメンテイタ―か何かをしている客があり、
桜よりも酒席の会話の様子は、兼好法師なら、間違いなく「興ざめなり」と言うに違いない。
酒席を共にしていらしたお若い副住職にもその辺りがどうも分からないらしく、
そこが、残念といえば残念でもありましたけれど、


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庭の桜はもの言わず、こうして枝垂れて美しかったです。


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この夜の桜を、そのままにご紹介させていただきたかったのですけれど、
うわ~~という思いで胸がゆすぶられてボケ写真に。


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ここの枝垂れ桜は芸術品と言うしかない程で、
余程手入れがなされているのでしょう。


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まさに、絶品。

京都の桜の奥深さは、ここにもありました。


京都に桜の季節にお越しになったら、ぜひ、実際に、ご覧になってみてください。
枝垂れ咲桜と照明によって紡がれた幽玄という至極の「芸術」に出会えるでしょう。

来年は、京都でお花見が出来るかどうか分からないけれど・・・・、
これらのボケ写真のと共に京都の夜桜の思い出は、
本当に、素晴らしいものになりました。

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テーマ : 桜の名所
ジャンル : 地域情報

日本橋 「日山」のステーキ

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先週、いっしょに哲学の道を歩いた友人からお肉とデコポンが箱で届きました。
気遣いさせてしまって散財させてしまったと申し訳なく思いつつ、
日本橋の日山のビーフステーキがわが家の夕の食卓に。

ああ、何て、贅沢かしら。
ありがとう・・・・

テーマ : 肉料理
ジャンル : グルメ

京都 法然院 Honen-in (5)・・・・竹林

法然寺93 踏み石の上の石の意味 掲載画像


先日、不在中に予約投稿して終わったままだった法然院。
もう一つ、ご紹介させていただきますね。


法然寺86


閉館時刻をとっくに過ぎてから出たので、
山門は閉まっていましたので、この通用門から出ました。
竹林が美しく、夏にはさぞかし涼しいだろうと。


法然寺88 掲載画像


椿はもう終わりですね・・・


法然寺90 掲載画像


天竜寺の竹林や高台寺の竹林もいいけれど、
ここの、なんでもない竹林も美しいと思いました。


テーマ : 神社仏閣
ジャンル : 学問・文化・芸術

仁和寺と仁清と金森宗和

お花見の記事が続いたので、ここで目先を変えて、
桜の図柄の茶碗をアップしてみました。


「茶碗 仁清 夜桜」・京焼 伝統工芸士 加藤如水作
(「仁清 夜桜」、加藤如水作)


清閑寺窯 四代 杉田祥平作 15万
(茶碗「色絵桜花ノ画」、杉田祥平作)


茶碗 乾山写 桜、 鈴木一点作
(茶碗「乾山写 桜」、鈴木一点作)



冒頭の茶碗や下の写真の茶碗は、現代の陶芸家による「仁清」へのオマージュ作品。


黒仁清 夜桜、水出宋絢作
(「黒仁清 夜桜」、水出宋絢作)


よく「仁清写し」と書かれた茶碗がありますが、
それは仁清の茶碗の絵柄を「写し」たもの。


ところで、この京焼で有名な江戸時代の陶芸家野々村仁清は、
仁和寺と深い縁があるんですね。

江戸時代になってまもなく、京都には多くの窯が開かれ、
それらを称して「京焼」というようですが、
それらの多くはお公家や門跡などの御庭窯(おにわがま)、つまり御用窯でした。
修学院離宮で有名な後水尾院による「修学院焼」、
京都の七口の一つ、粟田口そばにある青蓮院の「粟田口焼」、
平家物語の中で悲恋で知られる高倉天皇と小督局ゆかりの寺院、清閑寺の「清水焼」など、
陶磁器に詳しくない方でも、ああ、聞いたことがあるという焼き窯同様に、
野々村仁清で有名になった窯元が「御室焼」です。

以下は、皆さまもご覧になったことがある仁清の有名な代表作とされているものですが、
野々村仁清についてはこちらをクリックしてご覧ください。⇒野々村仁清


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(国宝「色絵藤花文茶壺」(いろえふじはなもんちゃつぼ)野々村仁清作・MOA美術館蔵」


重文 色絵吉野山図茶壺  野々村仁清作
(重文「色絵吉野山図茶壺」野々村仁清作・福岡市美術館蔵)



丹波野々村出身の陶工だった仁清の通称は、壷屋清右衛門(せいえもん)、
それが、なぜ仁清となったのかといえば、
和寺」の「右衛門」ということで「仁清」に。

それほど、仁和寺との縁が深く、
師の金森宗和もまた仁清が開いた御室焼の育成に尽力し、
仁清の作品を自らのお茶会に多用し、お公家や武家、門跡方にもどんどん紹介。
仁清は、この師と仰いだ金森によって名声を博するようになり、
京焼を完成したと称される大家になっていくのですね。

仁清の作品が、加賀に伝わるようになったのも、
金森宗和の子が加賀前田家に仕官していたからと知れば、
その思いを強く持ちます。持つべきものは、こうした師匠かな、でありましょうか。

ご参考までに⇒金森宗和(←クリックしてご覧ください)


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