月光院璋子の日記
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TV時代劇---『壬生義士伝』と『雪之丞変化』
ときどきお邪魔しているeditaでご縁のできた万葉樹さんのブログにお邪魔しましたら、時代劇のことが書かれてた記事がアップされており、興味深く拝見。お正月といえば、わたくしも箱根駅伝同様に時代劇ドラマの面白いのが観たいと思う一人ですので、お正月=「時代劇」ゆえ、元旦に観た時代劇ドラマと今夜観た時代劇ドラマ『雪之丞変化』のことを書きますね。

まず、このお正月の長時間時代劇ドラマのラインアップを眺めたところ、当地では放映されなかった時代劇ドラマ渡辺謙主演の『壬生義士伝』が放映とあって、10時間という長丁場ながら観ることに。

お正月時代劇ドラマなので映画といっしょにすることは出来ませんが、10時間という時間が間延びもせずに感じられたのは、吉村貫一郎を演じた渡辺謙を始めとするキャスティングの面白さゆえだったろうと。それくらい役者たちが揃っていて面白かったのです。
映画の『壬生義士伝』とは一味も二味も違う味わいの「壬生義士伝」となっていて、ラスト二話では原作を読んだとき同様に泣かされてしまいました。高杉瑞穂が、たまらなかったですね。渡辺謙の熱演もさることながら、父親を敬愛し愛してやまない孝行息子を演じた高杉瑞穂の痛ましい死に思わず涙。(TT)


浅田次郎の原作でいまや多くの方がご存知の「壬生義士伝」ゆえ、ストーリーに関してはご紹介する必要もないでしょう。新撰組の中で剣の使い手ながら義士としてあまりにも異質な吉村貫一郎の生き様を描くのに、映画では佐藤浩一が演じた斉藤一との確執に重きを置いていましたが、TVドラマで斉藤一を演じた竹中直人は、吉村貫一郎を取り巻く人物群のワン オブ ゼムで、むしろ幼馴染の大野次郎右衛門、映画では三宅裕二が演じていてミスキャストだと思ったものですが、TVドラマの方ではこれを内藤剛志が演じていてなかなか味わいがありました。
大野次郎右衛門との友情を大枠とした構成も安定感があり、さすがお正月時代劇ドラマだと感心させられた次第。女優陣に関してじは、正直なところ、高島礼子では現代的な体躯で南部藩の足軽の恋女房役としては違和感が拭えなかったわたくし。映画のキャスティングの方に軍配を上げざるを得ませんでした。


渡辺大との親子共演もあり、血脈の濃さがドラマ作りにも影響したことでしょう。全体としてラストまで親子三代をまたいだ幕末明治の壮大な流れが、近代国家になるためにこの国が支払った代償への哀悼の思いとなり、哀切感と共に胸に迫りくるものがありました。欲を言えば、土方歳三の最期、もう少し絵になるゆに演出できなかったかとそれが残念でしたねェ。

それにしても、『雪之丞変化
このタイトルを見ただけで時代劇ファンならたまらなくなりますよね。長谷川一夫の雪之丞もびっくりの女形のタッキー(滝沢秀明)には、最初目が点になったわたくし。(雪之丞を誰が演じるのか、ドラマを見始めるまで知らなかったのです)

正直ぎょっとさせられたものの、見慣れてきたら、義経を演じたときの舌足らずなどうようもなさが、なんとなくなっているではありませんか。むしろジャニーズ系の大きなお目目で今風の顔ながら、時代劇が似合っていると思われたほど。
なみじ役の戸田絵里香、言い回しがちょっとぎこちなく役柄と違うイメージの庶民的なキュートな顔立ちですが、そのぎくしゃく感が妙にタッキーの放つものと合っていて(笑)、なかなか新鮮ななみじでした。

周囲に芸達者な個性派が揃っており、崩れた作りがなかったせいか、全体的に安心して家族で楽しめる時代劇ドラマだったのではないでしょうか。TVのドラマを見なくなって久しいわたくしですが、こうしてお正月に時代劇ドラマが見ることができて嬉しかったです。
舞台の上のタッキーの女形姿も江戸言葉を話すタッキーもなかなか良かったですし、ドラマも文楽(ぶんらく)仕立てみたいな雰囲気で、なかなか面白かったぞと。








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この記事に対するコメント
ざめざめと泣き
Doriさん、「壬生義士伝」では、こころで号泣、表情はさめざめと泣く、という感じでございました。

>大野次郎右衛門を内藤剛志なんて!素晴らしい!!

内藤剛志、なかなか良かったですゥゥゥ
最初は、時代劇の内藤剛志に違和感がございましたが、渡辺謙が熱演でしたので、それに引きずられなかった内藤剛志は、渡辺謙の吉村に逆照射させる大野役に徹したのかもしれませんね。見終えて時間が経つごとに、内藤剛志は曲者だわと。(笑)

>日本語放送で今晩、「雪之丞変化」をやります。

新鮮な驚きでした。
確かに当地でもCNNはリアルタイムで放映されており、そちらで人気のTVドラマを放映するチャンネルもございますので、ヘンではないのですけれど----、NYでお正月ドラマ「雪之丞変化」をご覧になるという姿は想像つきませんでした。(v-11
エンターテイメントの世界、まさに世界同時になってきているのですね。(^^)

>タッキーどころか、○ャニーズの子供たちが苦手なので、見るつもりはなかったのですが、見てみますね

タッキーの「雪之丞」には、最初は驚かされましたけれど、だんだんとハマってしまいました。緊張感が持続するほど、タッキーにとって演技開眼となった作品なのではないかと。
周囲を固めた役者陣も良かったし。

お楽しみいただけたら幸いです。

あ、そうそう、J系の男の子たち、子供だと思っていらしたら間違いでございます。
キムタクは30歳半ば、慎吾ママも30歳になるそうです。(苦笑)




【2008/01/04 17:29】 URL | Ms gekkouinn #-[ 編集]

楽しむということ
万葉樹さん、コメントありがとうございます。

タッキーの義経は、いかにキュートで清楚なお顔でも、
「こいつ、日本語知っとんのか!?」とツッコミをいれたくなるほど
ひどい台詞回しでしたので、ストレスが生まれてしまい、
知人の脚本がいいからと進められた香取慎吾の近堂勇の「新撰組」同様、
途中で見るのをやめてしまった大河ドラマとなりました。

>解説を経由せずに原典に直接あたるという姿勢は大事ですね。

楽しむということは、まっさらな状態で向き合うということが理想ですね。
偏見と知らずにもってしまった先入観や
自称他称専門家の解説で得た情報は、往々にして楽しむには不要。

楽しんだ後に立ち止まって考えてみたいというとき、
初めて他の方のご意見やご感想に耳を傾けることもできますし、
駄目な批評も意味をもってまいります。v-91

文楽調の「雪之丞」はなかなか新鮮でしたよ。(^^)
きっと再放映されるときもあろうかと思われますので、
そのとき、お楽しみください。




【2008/01/04 16:47】 URL | Ms gekkouinn #-[ 編集]

号泣ですか〜
映画の「壬生義士伝」には、私も不満を感じていました。大野次郎右衛門を内藤剛志なんて!素晴らしい!!チャンスがあったら、是非見て、映像でも号泣してみたいです。
日本語放送で今晩、「雪之丞変化」をやります。タッキーどころか、○ャニーズの子供たちが苦手なので、見るつもりはなかったのですが、見てみますね!
【2008/01/04 10:27】 URL | Dori #FW6MBQII[ 編集]

明けましておめでとうございます。
ごきげんよう、月光院様。遅ればせながら(すみません)新年のごあいさつに伺いました。本年もよろしくお願いします。
昨日『雪之丞変化』を知らず、裏番組の古代ローマ帝国の特集番組なんぞにうつつを抜かしておりました私です(大後悔)。再放送していただけないものかしら。大河の『義経』はタッキーはまあ私としてはどうでもよかったのですが、渡瀬恒彦演じる清盛や中井版頼朝がいい味出しており、かつ絵巻物をみるように色あざやかな演出がなされていたので好きでした。
『壬生義士伝』は名前だけ聞いたことがあるのみで、幕末物だというだけで敬遠していたのですが。こちら様のレヴューを拝読いたしまして興味をひかれましたので、機会があれば視聴してみたいと思います。

映画論ですとか、マキャヴェリ講座もとても楽しみにしております。解説を経由せずに原典に直接あたるという姿勢は大事ですね。では。
【2008/01/04 10:20】 URL | 万葉樹 #-[ 編集]

号泣
ナカさん、
アップ早々にコメントを下さって有難う♪ございます。(^^)
号泣モノのコメントの早さに感激です。v-10

タッキー、もしかしたら、
この「雪之丞変化」で演技に開眼!?かもしれませんね。
そんな印象さえ抱いちゃいましたよ〜
良かったですよね〜、ほんとに。v-62

【2008/01/03 23:25】 URL | Ms gekkouinn #-[ 編集]

キャー
雪之丞変化よかったぁ!!
演技が上手い!!
感動したよぉ。号泣だよォ。
さすがタッキーだね☆
【2008/01/03 23:09】 URL | ナカ #FOTi0RoY[ 編集]


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