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映画「スーパーマンを待ちながら」を見ながら教育を考える

2012 4月10日
(写真を入れ替えました)

賀茂川沿いの近所の河原の桜、
4月の二週目ころの満開のときの写真です。
当地の桜はもう葉桜が美しい季節になりました。
休載中にいただいたコメントを拝見し、
返信をと思いながら、つい、映画を見てしまいました。(汗)

ひさしぶりに見たその映画「スーパーマンを待ちながら」、
アメリカの公教育の現状、その問題を直視したドキュメンタリー映画でした。
失念しないうちにブログに感想を書いておくことに。

それにしても、

アメリカでは中退者が多いということは聞いてはいたけれど、
最初の1年で入学生徒数の7~8割が中退しているという高校、
小学高レベルに算数が分からない生徒が半数以上もいる公立高校が、
アメリカの各州で7割にも上っているということに、
大変驚愕させられました。が、

そうした公立高校のことが教育者の間で「中退工場」と呼ばれていることに、
そして、地域で「いい学校」と称されている学校への入学が、
くじびきで決められているという実態に、
慄然たる思いを抱かされました。


どこの国でもそうですが、
教育制度の問題は実に複雑であるという認識と、
解決策は実は、実にシンプルなのだという製作者の主張には、
他国のこととは思えないほど共感するものがあります。

子どもたちが安心して通学できる学校、
子どもたちを安心して通わせることができる安全な学校、

安心と安全はただ同然のように思われている日本も、
かなり危うくなっておりますけれど、それでも、
銃やナイフやドラッグが当たり前のように持ち込まれている学校など、
いかに「底辺校」などと称されている学校でも、
日本にはないだろうと思います。

こうした事情はアメリカとは比べるべくもないけれど、
子どもたちが将来に夢を持って生き生きと勉強できる環境って
日本でもかなり危うくなっているのではないか。
親たちは学校の教育や指導にはたして信頼を寄せているのだろうか。

親たちの子供の将来を案ずる思いには、
どこの国であろうと、どこの家庭であろうと、
さほどの違いがあるとは思えないだけに、
親たちが子どものために望む
「いい学校」で子供を学ばせたいという気持ち、
「いい学校」に入れれば子どもの将来が約束されるという思い、
分からないではないけれど、その学校の選択に自由がないというのは、
アメリカの公立学校の教育制度において死活問題に思われました。

いい学校って、どういう学校なのか。

子どもたちが必死で努力しているにも関わらず、
10歳くらいで将来への希望を失ってしまう一方で、
親が辞めさせたいと思うような教師たちの身分だけは、
既得権益として保障されている制度というのは、
アメリカだけの問題とは思えない。

大阪の橋本市長が教育改革で言わんとしておられることと、
この映画が問うていることには共通しているものがあると、
このドキュメンタリー映画を見て、
そう感じるのはわたくしだけかしら。

教育に関心をお持ちの方たちにも、
このドキュメンタリー映画、お勧めしたいと思います。

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テーマ : 教育問題について考える
ジャンル : 学校・教育

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りんたろうさん

大変長らくご無沙汰となってしまいました。まさかの突然の転居で、いまは、京都におります。
ろんたろうさんもお元気そうでなによりです。

さて、早々にコメントをいただき嬉しい限り。
教育制度というものは、いったん出来てしまうと、なかなか変革が難しくなるというところは、万国共通なのかもしれません。制度が動き出し定着するころに制度の問題点が指摘されるようになっても、そう簡単に変えられるものではないのは日本も同じですね。

制度が出来上がると既得権益集団がそれなりに出来てしまいますし・・・・、制度には常に擁護論が付きまとい、議論が対立し迷走し、やがては捨て置かれるようになり、また、既得権益層の保身化というのもまた歴史の常で、そうしたところの政治圧力を撥ね退けて改革を実行するというのは、相当な意志の強さと実行力を持った政治家が現れないと出来ないですものね。

ゆとり教育のお話が出されましたので、そのことに触れさせていただくと、
わたくしは、いわゆる日本のゆとり教育に関しては当初から反対でした。教育現場にそうした教育を行える能力がないことを分かっていたからです。当時、日本の教職員の組織の方たちは、公教育にかかわる教員を代弁し、「詰め込み教育の弊害」を声高に叫び、「総合教育を標榜し生きる力を子どもたちに付けさせるため」という理想を掲げて、ゆとり教育を推進しておりましたが、実は、早くも、現場の教員からは、「そのマニュアルを作成してほしい」という声が文部省に挙げられていたんです。7割強の教員が、どんな授業をしたらいいのか分からないと。


>円周率が「だいたい3」になっても、授業は非常に知恵を使うものになっているように感じました。

それは、よほど優秀な先生だったのでしょう。
どんな教材を使っても、優秀な教員というのは教えるべきことをきちんと子どもたちに教えることができ、子供たちも学力とともに知恵もまた身につけていけるようになるものですから。

ブログでご紹介した映画では、現場で頑張ってこられた教師の方たちが声をそろえて
繰り返し訴えておられたことがありました。それは、
良き教育というのは、良き教師なくしては絶対実現しないという言葉・・・
同感でした。

京都には毎夏いらっしゃるとのこと。
夏は仙台に戻りますけれど、りんたろうさんと京都でお目にかかれるかしら・・・(=^^=)

 お久しぶりです!

 京都に住んでらっしゃるんですね。京都には毎夏行ってます!日帰りとかですが…。

 教育制度、「自律と統制」の関係だと思うのですが、色々と難しいですね。実際の教育については、数年前に慶應大学教職課程センターの藤本先生という方の講演を聞く機会がありました。骨子は、「学力というのは本当に簡単に数値化できる類のものなのか?」という事で、昨今のゆとり教育批判について話されていました。
 本来ゆとり教育で目指されたものとは、そのように数値化する事の難しいものであった筈ですが、いざ国際的な学力評価が下がると今度は否定に走るんですよね。
 認識論的な基礎になる知識を身に付ける事と、それを如何に使うかという知恵の問題だと思うんですが、バランスというのは難しいですね。藤本先生に聞いた限りでは、円周率が「だいたい3」になっても、授業は非常に知恵を使うものになっているように感じました。

 しかし自律的なだけで上手くいくものかというととてもそうとは思えず…。

 

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