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原発問題(37)・・・原発はどのくらい心配か

原発に依存しない社会というものを考えると、
自然とイメージされる社会が、わたくしの場合、
ちょっと極端な印象を持たれるかもしれないけれど、
江戸時代から戦前の日本社会だったり、あるいは、
宮崎駿監督の描かれる空想の中世世界だったり、
アニメの銀河鉄道で描かれた町だったりするのです。

空気を汚染しないエネルギーと言いながら、
必要もない人たちまでマイカーの車社会を到来させて、
今なお排気ガスをまき散らしていることが許されている今の日本の姿自体、
笑止千万なわけですけれど・・・


原発を否定して再生可能なエネルギーを創出し、
それを国策として推進していくことで、
今以上の経済成長が見込める社会が維持されるとして、
文化的で利便性の高い生活、電気を好きなだけ消費でき、
おしゃれで便利な家電に囲まれた暮らしが出来る。

そうだとしても、一方で、
排気ガスのない社会、車の走行音のない交通道路となったら、
随分ときれいで静かな社会になるわけで、
そうすると、上記のような社会をついイメージしてしまうのです。
明治時代に来日して日本の田園風景に感動し、
そこに自然の美しい調和を発見し、
そこに神の楽園を見たと記した外国の方たちのように。

さて、

原発ゼロにせよ、依存度を低くするにせよ、
原発を今すぐやめろと主張しておられる方たちに、
わたくしは、考えていただきたいことがあります。

原子力発電所で雇用されている人たちの再就職問題、
是非話し合って知恵を出していただきたいし、
原発に依存しない地域の経済をどうするか、
過疎化、高齢化が進む一方の自治体の活性化案も、
合わせて考えていただきたいのです。

そして、

原発の再稼働を求めておられる住民の方たちにも、
お考えいただきたいことがあります。

事故が起こった場合の影響の問題、
誘致を決めた自分たち自治体だけの被害では済まないのだということ、
皆さまの補償を担うのは税金であるということ。
その意味を、今一度お考えいただきたいのです。

電力会社には、いうまでもなく、
稼働の安全性に対する信頼を取り戻せるのかどうか、
求められる情報の公開と説明に対して、
しっかり公的責任というものを果たしてもらいたい。

これまで、自治体と電力会社が
地元経済の発展と活性化という名の下に、
相当な癒着、相互依存があったことは、すでに、
各地で多くの国民の批判の目にさらされており、
住民からの信頼が取り戻せない以上、
再稼働はどこも難しい状況にありますが、

国が民意を無視して再稼働を推し進めれば、
原発を抱える各自治体の中からも
国に習うところが出てくるかもしれません。

そういう経済優先の決断を自治体がするかどうかも実は、
それを住民が許すかどうかにかかっているわけです。
電力会社の前でデモをするだけが、
有効な活動だとは思えません。
デモをするのなら、
自分たちの選挙区の議員の家の前でしてはどうか。
相当、効果があるはずで、
パフォーマンスではない活動です。



わたくしは、いまなお、迷っております。

いったん事故が起こったらその被害がいかに惨憺たるものになるか。
原発事故の凄まじさを思うとき、
原発など要らない!と思わない人はいないはず。

原発のゴミと称される核燃料の最終処理が手つかずのいま、
将来起こりえる環境汚染の凄まじさを思うとき、
原発など要らない!と誰もが思うはず。

原子力エネルギーのコストが一番安いと思っていたのに、
実は一番高いと知った今、原発は要らないじゃないか!
そういう思いにならないわけがありません。

けれど、原発をやめたドイツは、
足らなくなる電力をお隣のフランスから買うわけです。
フランスはご承知の通りの原子力大国で、
今後もそのエネルギー政策に変更がない。
途上国では、経済発展と環境汚染とならない原発政策を進め、
高技術の安全な原発を買いたがっているわけです。

こうした中で、もし、
日本の原発の安全基準が更に厳しいものになっても、
それがクリアされたとしたら、どうでしょう。
原発のゴミ処理もうまくやれる技術が生み出されたら、
いまの不安は解決されないものでしょうか。

1000年に一度という確率で起こる地震や津波のために、
お隣の中国で100基以上も原発が建設されるというときに、
日本一国が原子力エネルギーと決別する道を選ぶということ。
この意味を冷静に考えたいものです。

原発マネーに依存してきた地元経済は沈没し雇用がなくなる。
一気に過疎化が進む一方で、日本経済をけん引してきた企業が海外に流れ、
企業で働く人たちの雇用も一気に不安定化する。
労働者の生活も海外に流れていくかもしれない。

増税以外に少子高齢化の日本を支えていく道もなくなる。

今以上に高額の電気料金も当たり前となれば、
クーラーなしの都市生活など送れない人たちは、
熱中症で死ぬか田舎に移動するしかなくなるけれど、
老人ばかり移り住んでこられても田舎では、
社会保障に使えるお金はない。

新たなエネルギーを国策として選択しても、
日本人の生活は節電を続けることでは終わらない、
こうした生活に、皆さんは本当に耐えられるのかと。

社会不安に覆われた社会はどうなるか。

それを想像すると、原発なんか要らないと、
早計には言えなくなるのです。

それにしても、不思議です。
原発をこんなにも心配する空気が日本を覆っていますけれど、
特に心配もせずに金属の巨大物体である飛行機に乗り、
ピーチが安いと言って数カ月前から予約するのに、
なぜ、原発だけを心配するのか。

事故が何度も繰り返されているのに特に心配もせず、
無免許運転がなくならない道路を児童の通学路に指定し、
子供たちだけで集団登校させている人たちが、
どうして原発だけを心配するのか。

犠牲者を多く生んでいる内乱や紛争がいまなお、
アフリカなどで絶えないのに、それには関心も持たないのに、
原発だけを心配する感覚が、
それさえなくせば総てがうまくいくかのような言動が、
わたくしには不思議に思われるようになりました。

隣国が環境汚染の核実験をしても、
特に心配もしないで無関心でいられるのに、
アジアでもこれから原子力エネルギーに期待する国があり、
その国に日本は安全性をアピールして原発を売り込んでいるのに、
そうしたことには無関心でいながら、なぜ、
原発だけを心配するのか・・・
そういう人たちのことを思うと、
原発は安全なのか、ではなく、原発はどのくらい心配なものなのか。
ときどき分からなくなるわたくしです。


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