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下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)

散策の途中、ふと目にとまったのがこちらの神社。
去年の京都旅行の折のことです。

ブログ2

立て札を見て、ああ、こんなところにあったのかと。
下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)でした。

ブログ1

この説明にもあるように、日本の政治史上で、
無実の罪で非業の最期を遂げた方たちをお祭りしている神社で、
京都における御霊信仰の象徴的な御霊神社の一つです。

ブログ3

吉備聖王って誰だろう・・・

と立て札を読みながら思案。
神社側ではこのご祭神と火雷天神を、怨霊鎮めの対象という扱いはせず、
何か別格のような扱いをしているようですが、
昨年の11月以降は、帰宅後に京都への転居がきまり、
写真も未整理のままその疑念を放置して今に至りました。

以下の写真もそのとき携帯のコンパクトデジカメで撮ったもの。

ブログ4

境内に車が一台無造作に止めてありましたが、
境内は人の気配がせず、し~~んとしていまたことが思いこされます。

ブログ5

この車が視界になかったならば、
ものすごく心細い思いをしたかもしれませんね。
誰もいない誰も来ない人の気配もしない初冬の4時過ぎの神社、
しかも、祀られているのは、怨霊で有名なご祭神。
正直申して、肌寒くなるような空気を感じました。


吉備聖王、伊予親王、藤原大夫人、藤大夫、
橘大夫、文大夫、火雷天神

とあるだけで、生前の名前は明記されず説明もありません。
が、歴史にお詳しい方ならずとも、何となく、
あの人物かな・・・と思い描かれるのではないでしょうか。

なぞの吉備聖王を始めとして、
ここに祀られているからには、皆、それぞれに、
さぞかし恨み悲しみ胸裂けんばかりの思いを残して、
亡くなられたに違いありません。

ということで、
なぜ聖霊と称されてその名が伏せられているのか、
神社にはよくあることながら、
調べてみましたところ、

一説によれば、吉備聖王は吉備内親王のこととされています。
吉備内親王であれば、あの長屋王の妃です。
父親は草壁皇子なので血統的にも相当身分が高かった后。
それが長屋王は「左道」で天皇暗殺を謀っていると密告され、
無実の容疑ながら長屋王=夫は自刃。
悲劇はそれだけではとどまらず、
息子である皇子たちも助けられず吉備内親王も含め、
一族皆死に追いやられたという政変の犠牲者です。
想像するだに、胸がおしつぶされそうになります。

次の崇道天皇も同様ですね。
早良親王といった方がわかりやすいでしょうか。
当時天皇だった桓武天皇の弟でもあり、皇太子でもあった早良親王。
日本の歴史上の悲劇の皇子といえば、
まっさきに思い起こされる方です。

事件の発端は、天皇の信任が厚かった藤原種継という人物の、
長岡京の造営工事を任された折の暗殺事件。
その事件に関与していたとして早良親王も捕らえられ幽閉されます。
兄である天皇に弁明も聞いてはもらえず、
早良親王は痛恨の思いで無実を訴え断食。
そして、淡路島へ配流される途中で無残にも抗議の餓死!

餓死するほどの恨み・・・といえば、
謀られて憤死されたイメージが強いのは、菅原道真公で、
ここの境内にもやはり天満宮がありました。
天満宮は、菅原公をご祭神とするところですが、
神様として祀られるようになってからは、
あちょらこちらの神社に勧請されるようになりました。
やはり、ここにも道真公も祀られているんですね。

ブログ6

火雷天神(からいてんじん)は、通説に従えば、
それが菅原公ということになるのでしょうが、
ここ下御霊神社では別格の扱いのようです。

それにしても、

平安時代の京の人たちは、天変地異や雷雨や台風などのとき、
ああ、無実の罪で憤死した菅原公の怒りに違いない!
天を見上げてそう受け止めていたのです。

その怨霊への恐れがやがて尊崇となり、
その御神威ゆえに、歌道の神様、学問の神様、
やがては、天をつかさどるゆえに農業の神様、くわえて、
無実の罪をはらす神様としての信仰を集めるようになったのですから、
民衆の思いの強さ大きさというのは大変なものですね。

以下の方たち、(関心のる方はクリックしてご覧ください)
伊予親王、藤原大夫人、藤大夫、橘大夫、文大夫
の御魂も、
いまでは鎮まっていらっしゃるのでしょうか。

境内の空気はひんやりとしてとても静かなものでしたけれど、
一刻も早くここから立ち去りたいというような、
そんな気分になったわたくし。


以下は、境内にあった末社です。

ブログ7


わたくしの興味関心は日本の上代古代なのですが、
神社って、その縁起を知るにつけ日本と日本人の歴史につながり、
日本=神社か!?と言いたくなるほどで、(苦笑)
われながら興味がつきませんね・・・

最後にこちらをご紹介して終わりにします。

ブログ8

★ご参考までに。
・・・御霊信仰について←興味のある方はクリックしてご覧になってみてください。

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