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京都 真如堂(2)・・・元三大師堂(がんざんだいしどう)

大師堂
(ちょっとピントがブレた写真で申し訳ありません)


本来なら、御本堂からご紹介すべきところですが、
何せ、北参道から入りましたので、その順路でご紹介させていただきますね。

東参道から入れば、本堂の真裏から境内に入ることになりますが、
わたくしは北参道から入りましたので、そこで、まず、
最初に出会うのが、この元三大師堂です。

京都のお寺では、よく目にする「元三大師」ですけれど、
天台宗系のお寺が少ない東北の寺院ではあまりご縁がありませんので、
関東以北から来られる方の多くは「それって、誰?」かも。

日本の歴史や宗教史などを特に勉強してきたわけでもないわたくしも、
ここを訪ねるにあたって、再度、延暦寺と天台宗のことを、
少し勉強してから参拝しました。
良源とか諡号の慈恵大師(じえだいし)の方がなじみ深いですけれど、
京都では、「がんざんだいしさん」として馴染まれているようです。

比叡山延暦寺の中興の祖であります。


ちょうど工事中で、境内に入ると青いビニールシートが視界に入り、
写真を撮ろうとすると、ビニールシートの色が以外と邪魔。
工事の音もときどき響いてきます。

この元三大師堂に入ったとき、
仕事中だった職人さんが手を休めてくださり、
いきなり静かになりました。


そこで、壁の修復をしておられるという職人さんと、
この真如堂のことをしばし話し込み、
ここに祀られているご本尊の元三大師良源(がんざんだいしりょうげん)、
両脇の地蔵菩薩と不動明王像に手を合わせたあとに、
思いがけないお話が伺えました。


それは、画像に上部が写っている灯篭のこと。
これは、明治に琵琶湖疎水の工事の設計施工の総責任者になった
田辺という大学の先生(大学の先生といっても当時20代半ば!)に、
地元白川の住民の方たちが「おかげさまで干ばつから救われました」
と感謝の意味を込め白川村産の石灯籠を寄進したところ、

この田辺なる人物、若いのになかなかの人物で、
「水は公のものだから、そのようなものを受け取るわけにはいきません」
この石灯篭を受け取ろうとしないので、そこで、村人たちは、
この学者のご自宅が真如堂の近所だったことから、
ここに納められたのだそうです。

★この田辺朔郎と当時の京都府知事だった北垣国道のことは、
琵琶湖疏水の記事のところに追記しましたので、
興味をもたれた方はご覧ください。

また、ここの境内には、
春日野局のお手植えの桜の樹があるというお話を伺い、
なぜ春日局が、というと、ここに斎藤家のお墓があるとのこと。

春日野局の実家は、稲葉家に仕えた斎藤家。父は、斎藤利三。
そう、明智光秀に仕えた斎藤利三です。
真如堂が菩提寺だとのことでした。
寺院にはとかくこうしたいろいろな縁があるものです。


元三大師堂1
(この元三大師堂も京都府の文化財に指定されています)


ところで、元三大師の縁起ですが、説明書きによれば、

比叡山延暦寺第18代座主慈恵大師良源(913~985)のこと。
この方は天台密教を極め、絶大な法力を身につけられた高僧だったために、
死後、その遺徳を偲んでか、はたまたご法力ゆえか、
大師さまを拝めば厄除けや立身出世などのご利益にあずかるぞ!
という信仰が生まれ、

ここで販売されている御符やおみくじもその元三大師の霊力に
あやかったものとされて人気があるそうです。

なるほど、と思ったのは、
なぜ、「元三大師」と呼ばれるかの理由。

お正月の三日に亡くなられたから。
観世音菩薩の生まれ代わり、霊験ある聖者として、
ここのお堂はかなりの人気と信仰を集めているとのこと。


わたくしがここ真如堂を訪れるのは数十年ぶりで、
当時もそうしたことは読むなり聞くなりしたと思うのですが、
まったく記憶から消えていました。
覚えていたのは、御本堂を出てからの渡り廊下の景観。

その御本堂にご案内するまえに、順路に従って境内をご案内いたしますね。

昔は紅葉のころに訪れて感動したものでしたが、
今回は、青紅葉の輝きとほとんど観光客のいない境内の静けさにわくわく。
ゆっくりご案内いただけたことに感動しました。

やはり、こうしたところは混み合う時節を避け、
平日にゆっくり参拝されることをお勧めしたいです。

涼風がとても気持ち良かったので、
真夏もよろしいかもしれませんねと伺いましたところ、

「夏は・・・暑いです・・・・」

とのことでした。(笑)

それはそうと、
ここの通称「真如堂」の正式名称のことは、最初のところで書きましたけれど、
なぜ、真正極楽寺というか。

極楽寺というお寺は各地にあるけれど、
こここそが本当の極楽寺であるという主張。
さすが天台宗!というより、「本家」とか「元祖」と言わないところ、
それこそ「真正」ということでしょうか。
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