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原発問題(50)・・・・国会の原発事故調査委員会の最終報告「事故は明らかに人災だった」

国会事故調査委員会最終報告書

日本もまだ捨てたものではないと、
昨夜は、感銘を受けました。

国会事故調査委員会の最終報告書が出来上がり、
福島第一原発の事故原因を調査してこられた事故調査委員会が、
事故原因を、「明らかに人災である」と断定するに至った経緯、
多くの調査から判明したことに依ってそうした結論となった経緯を、
委員長自らテレビに出演して報告されたその内容に対して、
期待以上だったこともあり感銘を受けました。

冒頭の写真をご覧いただけばお分かりのように、
事故調査報告書は相当の分量に及びますので、
一般のわたくしたちにはなかなか入手して読むことは難しいと思われますが、
わたくしたちが何より知りたかったことの多くに関しては、
黒川委員長から簡潔に報告されたので、
ご覧になられた方には伝わったことと思います。

東電が電気系統が一切動かなくなった理由を、
これまで「想定外の大きな津波のせい」だとし、
政府もそれに追随するような発言を繰り返してきたことに対し、
皆さま同様、わたくしも不信感を抱いてきました。
素人ではあっても、これまでの情報から「そんなはずはない」と。
委員会では、地震による「損傷の可能性は否定できない」としました。
また、地震と津波が発生した場合のリスクについて東電も政府も、
これほどの震災が起こるのは予測不能で「想定外」と連呼でしたが、
委員会は、福島第一原発の状況を、
「地震にも津波にも耐えられる保障がない脆弱な状態だった」
と指摘。ゆえに、「想定外ではない」と明言。

さらに、政府も東電も被災の可能性を吟味し真摯に対応策を講じること、
過酷事故が起こった場合の住民の安全保護への備えという大事なこと、
それらに対し「当然備えておくべきことをしていなかった」と痛烈に批判。

さらに、こうした甚大な被害を発生させた原発事故の原因として、
歴代の規制当局と東電経営陣、必要な当然の対応策を講じてこなかったことは、
「意図的な先送り」であり、すべきことをしないという「不作為」であり、
そして、「自己の組織に都合させた原因であるとし、事故は自然災害ではなく、
明らかに人災だった」と結論付けられたわけです。
なにより、的確だったのは、原子力安全委員会や保安院などの規制当局を、
事業者の「虜(とりこ)」だったとして糾弾されたことです。

委細は、今日の朝刊をお読みいただくとして、

7,6

問題は、実は、これからだということです。
これは、あくまで国会に設けられた福島の原発事故調査の結果。
いかに真摯な報告でも、いかにまっとうな判断でも、
衆参両院の議長に提出された後の今後こそが重要なわけです。
政府の事故調査委員会の報告書とのすり合わせが行われる可能性もあれば、
経産省や政府筋からの巻き返しもあり得るわけで、
新体制となった東電の体質批判がいまなお行われている以上、
電気事業者側からの巧妙な巻き返しや骨抜き要請もあるかもしれない。

なので、今回の最終報告書に賛同できる方は、
この委員会が調査を経て結論を得た立場から行った以下の提言も、
注視してもらいたいと思います。

1、国会に規制当局を監視する常設の委員会を設置する
(・・・・・これは先日発表された原発の規制委員会とは違います)

2、政府の危機管理体制の抜本的見直し

(・・・・民主党はかつて国家戦略を専門に行う部署を設置することを政権交代後の
目玉の一つに据えていましたが、戦略室を担当した最初の菅直人は何もせず、
その後も戦略担当部署専門の従事者さえまともに置かないまま、とうとう何もできず
に終わってしまったことは記憶に新しい。なので、こうした国家的危機管理に対する
各党の姿勢と責任感というものを、次の選挙では見定めたいものです)

3、被災住民の生活基盤回復

(激甚災害指定とかの、従来の被害状況によって支援状況が決まる制度とは異なる
レベルの原発災害や震災災害に対する備えとして、今回のような発生後に関連法を
策定するのではなく恒常的な新たな法整備が必要だと思います)

4、事業者が規制当局に不当な圧力をかけないように監視するシステムをつくる

(今夏のように、原発を再稼働しなければ電気料金が数倍になるとか計画停電にする
しかないというのも、根拠を示さなかった分りっぱな圧力です。こうした圧力に対し
て、政府に関連情報の情報公開を義務付け法の整備とともに要請に応じない場合の
罰則も設ける必要があると思います。これも政府内に作るのではなく国会に設置する
ということも検討し、メンバーは特別専門職として国会の承認を得るようにし常設の
組織にしてもらいたい)

5、規制組織の抜本的な転換

(これが秋にスタートする予定の原子力規制委員会という新組織に該当するのかどう
か。個人的に、成功するかどうかはまさに人選次第ではないか。先日発表された人選
のガイドラインでは案じられてならないです。)

6、法規制の見直し

(まさに、立法、法案作成、法案の改正こそ、国会議員の仕事のはず。官僚をいかに
使いこなせるかで、議員の価値は決まると言っても過言ではありません)

7、国会に独立した調査委員会を設置する

どれもこれも、概括的ではありますが、大事なことだと思います。
こうしたことが今後、国会で議論されていくのかどうか。
議員たちに給料分の仕事をさせられるかどうか。
全てわたくしたち国民有権者の関心度にかかっているはずですから、
皆さまとご一緒に監視し続けていきたいと思います。

★ご参考までに。⇒今朝いちばんのネット配信ニュース
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テーマ : 原発事故
ジャンル : ニュース

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可能性を信じる力

Muneさま、いただいたコメントを拝読し、その真摯なお気持ちに大変感銘を受けました。
毎日毎日次から次といろいろな事件の報道がなされる中で、この原発のことを考え続けていくというのは、絶望との戦いであり、諦念との対話であり、そして意志の持続の表明でもあります。

使用済み核燃料の処理の問題は、わたくしの力の及ぶようなところを越えておりますけれど、たとえそうした専門的技術の問題であっても、そこに携わる方たちを支援することや、そこに予算を振り分ける政治家を支援することは可能だと思うに至りました。わたくしたち一般の国民が唯一国政に参加できる場が選挙であるとするなら、そこで出来ることもあると。それを自分に出来る形でやっていこうと思っております。

政府の事故報告書も東電の事故調査の報告書も、実に酷いものではありました。それだけに、MUneさまもおっしゃるように、今回の最終報告書は「正に本質を捉えたもの」だったとわたくしは感銘を受けました。多くの国民も勇気が湧いてきたのではないでしょうか。日本もまだ捨てたものではないと。

>でも、野田政権は言わせるだけ言わせて、あとは知らぬ顔をするのが目に見えています

確かに、この調査委員会の最終報告を待たずに大飯原発は再稼働されてしまいました。けれど、こうした報告書が出されたいま、それを無視するようなことは野田政権にとっても難しくなったように思います。同時に、賛同できる報告書であればこそ、その報告書を大いに利用すべきだろうと思われました。民主党内部も、原発をどうするのかという課題では消費税増税法案同様にかなり揺れ動いていると聞いております。
国のエネルギー政策を決めるのは官僚ではなく国民であり、国民の負託を受けた議員の政治主導によるのだということに、わたくしたち国民の一人でも多く思い至るなら、状況も変わっていくかもしれません。それを信じることができる限り、わたくしも頑張っていけるのではないかと自らを励ましております。息が切れないようにやっていかないと。(=^^=)



原発問題

政府、東電からも報告書が出されました。それらはいずれも責任を他に擦り付けるものばかりでした。東電の報告書は「今後の処理を国でなんとか」などという呆れた内容でした。
今回の調査報告は、正に本質を捉えたものと思います。でも、野田政権は言わせるだけ言わせて、あとは知らぬ顔をするのが目に見えています。この報告書が出る前に大急ぎで大飯原発を再稼動したり、正に原子力村の虜の状態です。
それよりも、ここまで多くの原発を日本列島を取り囲むように作らせてしまった、我々にも責任の一端はあるとも思っています。
特に原発マネーに踊らされた地方行政も反省しなければならない。
今後は如何に原発ゼロの未来を目指すか、我々国民が苦悩しなければならない時と考えています。
事故前まで反原発にあまり関心を持たなかった物理教師として、反省しております。これからは使用済み燃料の後始末、廃炉の道を探すべく、国政選挙も含めて考えてゆこうと思ってます。

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