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光念寺と常盤地蔵(腹帯地蔵)・・・・常盤御前ゆかりの寺(1)

常盤御前所縁の地

光念寺には、
常盤御前が牛若丸の安産を祈願して寄進したと伝えられる「腹帯地蔵」があり、
このお寺は安産祈願で参拝にこられる方が多いそうです。

光念寺1
★「光念寺」⇒〒603-8242 京都府京都市北区紫野上野町150‎ TEL:075-491-03

当時、身重だった常盤御前にとって、
すでに、京都で戦ったていた源氏方の多くが戦死し、
関東に逃げ延びたと聞いていた夫の義朝の討ち死を知り、
自分と子供たちの身にも危険が迫っている中、
隠れ住んでいたところ、母親が平家に捕まったことを知り、
彼女は覚悟を決めたわけです。
幼子二人を抱え、三人目の出産を控えていた彼女にとって、
逃げ隠れしてもいずれは捕縛されることを観念し、
覚悟の投降だったとはいえ、20代前半、美貌はまだ健在だったはず。
常盤はその美貌に賭けたのかもしれません。

頼朝が流罪と決まり常盤の母も子供たちも命だけは救われますが、
今後どうなるかは時の権力者となった平清盛次第。
安産祈願をした常盤御前の心中は、
どのようなものだったのか。

光念寺3

光念寺2

以前、この光念寺を訪れたときはすでに夕闇せまり、
御本堂も閉まって降りましたが、幸いにもご住職のご許可をいただき、
奥さまに御本堂にご案内いただいて御話を伺うことが出来ました。
そのとき、参拝の記念にといただいたのがこのお札。

記念にいただいたお札

あらためて、ご厚情に感謝申し上げたいと思います。
その折、写真の撮影もご許可いただきましたので、
ここにご紹介させていただきます。
こちらが常盤が寄進したという地蔵尊。
  ↓
光念寺5 常盤御前が祈願した
(眺めていると平治の乱の直後にタイムスリップしそうな地蔵尊でした)

すでに二人の幼子を抱え、
さらに三人目の出産を控えた当時の常盤は、
我が身と子供たちの命とその行く末を、
夫の戦った敵である平家というより平清盛という一人の男に託すことを、
決めた後だったと思われるのですが、
常盤が寄進した地蔵尊も清盛がその代価を支払ったのでしょう。
清盛はこの光念寺近くに屋敷を構え、
常盤を住ませたと伝えられています。

けれど、平治の乱」という本によれば、
常盤は、母の助命を乞いつつも、子供たちの助命は無理だと思っていたらしく、
子供達が殺されるのを見るのは忍びないので、
先に自分を殺して欲しいを懇願したとも伝えられています。
我が身を犠牲にする若い母親の姿と常盤の美しさに平清盛は心動かされ、
家来たちも側室にしてはどうかと勧めたとのこと。
清盛は頼朝の助命が決定していた後だったので、
常盤の子供たち(今若、乙若、牛若)も助命したとされています。

母親がわが子の助命嘆願の代償として、
我が身を敵方の男性に投じるということは武士の愛妾にとって、
当時としても普通のことではなかったと思われるのですが、
そうしたことに疎いのでよくわかりません。
静御前(義経の愛妾)も子供の助命を頼朝に懇願したとされていますが、
頼朝は情にはほだされなかったようです。
もし、頼朝の妻が政子じゃなかったならば、頼朝も、
たとえ子供の助命は無理でも、
静御前を自分の愛妾にしていたでしょうか。

いずれにせよ、

常盤御前の生き方は、
同じ時代を生きた巴(ともえ)御前(木曽義仲の愛妾)のような、
武家育ちの女性の生き方を考えると、
あまりに対照的な女性の生き方のように思えます。

それでも、我が子の命を守ったという点では、
常盤御前の美貌は大いに有用だった!
ということになるのかもしれません。
が、普通の親子の幸せとはまったく無縁のその後を思うと、
美人は得どころか、常盤御前の美貌は、
彼女の運命をいかに狂わせたことか。

愛する夫の忘れ形見を助命しても我が子には二度と会えず、
成長した我が子の活躍を知れば、遠くから案じ続け、
そして、我が子の悲劇を見て死んでいかねばならない境遇を思えば、
あまりに哀れに思われてなりません。

光念寺を最初に訪れた夕方、本堂から出た後に、
牛若丸の産湯に使ったといわれる井戸の石と石碑のことを伺いましたところ、
もう暗いですからとおっしゃって、
わざわざご案内くださったのがこちらでした。

牛若産湯の後

牛若丸が産湯に使ったといわれる
井戸の石と石碑「牛若丸誕生井碑」です。
ここには、後日改めて出かけましたので、
そのときの写真を、あとでご紹介しますね。
その前に、「常盤御前の最期」をご紹介したいと思います。

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