スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

原発問題(54)・・・・山口県知事選挙の結果を考える

山口県知事選挙 が終わりました。
地元の山口県では、昨夜は選挙の開票に伴って、
テレビ各局での選挙特集番組があったのではないでしょうか。

けれど、山口県以外ではほとんど、
オリンピック番組に終始していたのではないかと。

維新の雄とされる長州地元の今回の知事選では、
この「維新」という言葉が候補者の間で乱立し、
街宣車からも「維新」「維新」のオンパレードだったと言います。
これでは、有権者は随分戸惑ったことでしょう。

選挙戦術に、このフレーズで戦えば勝てるといった読み、
ある種の「迎合」があったことが、
各陣営にかなり影響を与え、それが裏目に出たのが、
負けた陣営ということになります。

このブログをしたためている時点で、
今回の山口県知事選挙の投票率が報じられていないため、
原発政策の今後を占う選挙とまで言われたこの選挙での、
県民の方たちの意識と投票行動が分かりません。
なので、以下は、限定的ながら、私的感想にとどめたいと思います。


元国土交通審議官山本繁太郎氏(63)


16年も続いたという二井県政の継続を主張された、
この元国土交通審議官・山本繁太郎候補(63歳)が当選。

自民と公明の推薦を受けられた新人候補者ですが、
前の知事の後継者ということになります。

16年間も同一知事のもとで続けられた県政となると、
普通は、多くの既得権益が生まれているはずですが、
山口県ではどうだったのでしょう。

仮にそうした既得権益層とがっちり組んだ組織選挙となった場合、
対立候補が勝利する方法は一つしかありません。
いわゆる無党派と称される一般の有権者の投票行動によって、
投票率が相当高くならない限り、公党が二つ手を組んでの
組織選挙を徹底する陣営には、通常、勝てない。


地方における首長選挙では特に、ましてや首長選挙では、
選挙で動く組織を傘下に幾つも持っている公党が、
それも二つの公党が組んで推す候補者に勝つには、
投票率が最低60%を超える選挙にならないといけない。
そのくらいの高い投票率にならない限り、
首長選挙では他の候補者は勝てない仕組みになっているのが、
日本の地方選挙であり、自治体の首長選挙です。


つまり、普通の一般有権者が投票しようという意欲や情熱が、
全県的に高まらないと選挙の結果は最初から動かない。

これは、各陣営の政策や候補者の人物に関係なく、
投票率が低ければ結果は最初から決まっているので、
山口県の今回の知事選の投票率は高くても50%台だったのではないかと。

こうした選挙結果の場合、

飯田哲也氏
(飯田哲也氏)


負けた側の陣営にとっての敗因は大抵一つです。
対立候補たちとの争点が明確じゃなかったことに尽きます。

以上が、選挙のセオリーですが、
この選挙でもう一つ考えてみたいことがありました。

原発反対の運動が首都圏で大きなものになっていると言われながら、
原発を抱える地元の有権者の方たちにとって、
原発を受け入れてきた経緯があるだけに、
原発依存からの脱却という選択に対するイメージや思いは持っても、
再生可能な自然エネルギーに舵を切る=即廃炉、即脱却、
ということにはならないのではないかということです。

そうした有権者が多ければ、
投票率がたとえ60%を超えても、
その方たちの1票は原発反対に投じられるとは限らない。


高邑勉氏(38)
(高邑勉氏)


ましてや、かつては自公政権への反対票の受け皿となったはずの、
現政権の政党に所属する若手が、原発エネルギーの必要性を主張するとなれば、

原発依存反対=原発脱却ではなく、
原発依存反対=原発依存をゆるやかになくしていく、

という選択肢になるのではないかと思われました。

報道では、自然エネルギー推進を訴え原発即廃止を標榜する候補者と、
原発支持の候補者が激しく競り合っているということでしたが、

原発支持であっても、
中国電力が計画中に上関原発の建設には「反対」という、
まさしく新規建設には反対だということだけは決まっている有権者の心情に、
一番近かった候補者が当選したということになります。

これって、山口県の有権者に限らないのではないかと。


わたくし自身、ここの「原発問題を考える」というブログの連載で、
ずっと考え続けているというのに、
命も環境もいかに大事か主張しているというのに、
いまだに答えが出せないでいるのが、
この原発問題の解答です。

今回の山口県の知事選挙というのは他人事ではありません。

●原発がなくても電力は足りること、
●原発から出され続ける核のゴミ処理技術がいまだに開発されていないこと、
●廃炉になった原発への対応も未解決なこと、
●活断層が走る地震国列島で万一ということが有り得ること、
●電力会社の長年の体質への不信感が拭えないこと、
●電力会社は自社の労働者保護のために原発をやめられないこと、
●原発の補助金が誘致自治体のみならず、その自治体の財政をも支えていること、
●原発とその関連施設によって生活が支えられている雇用者がいること、
●日本の原発政策は日本だけでは決められない構造になっていること、

そして、かつて原発誘致に反対運動をしていた人物に対し、
福島のおばあちゃんが語ったこと、

「東京でくらす息子と娘と孫たちのために電力を送ってやるんだ」

リスクを説明されてもガンとして考えを変えなかった姿を、
わたくしはいまだに忘れられないでいます。
などなど、いろいろのことを考えるたび、

いかに、原子力村に義憤を感じようと、
いかに、既得権益層に憤りを感じようと、
いかに、現政権に失望していようと、

わたくし個人が、原発は即廃止にしていいと思ったとしても、
その責任をとても負えないという現実に突き当たります。
その現実がもたらす多くの問題に目が行きます。

被爆圏内に住んでいないからなのか。

外の温度が36度を超え37度とも報道される京都、
百葉箱の気温が35度を超えるなら、
街中の太陽光線が反射する通りや
エアコンの室外機が密集する路地裏は、すでに40度を超えているはず。

我が家の日中の家の中の温度も、一階は32度でも、
二階は37度を超えています。
エアコンが苦手で水浴びで対応しているわたくしですが、
それでも、一日に数回30分間を限度に使用し、
電力消費を抑えているのは、
好きなだけ電気を使った結果、そらみなさいと、
原発を稼働していなかったなら電力はこれだけ不足したことになると、
そんな風に電力会社に言わせたくないからであり、
値上げされた電気料金に腹が立っているからでもありますが、
これらは個人での範囲内でのこと。

京都の街中はどこに入ってもこれでもかというくらい、
いまエアコンが効いています。
市バスの中は寒いくらいでガンガンに冷やされています。
こちらで出来た友人知人の皆さんも、
エアコンを使わないようにしているわたくしに、
この暑さで使わへんかったらもたないから、
ちゃんとエアコンを使わなだめですよと言われる。

ご親切からのお言葉だと思いながらも、我が家は、
一日数回の水浴びと朝やインド綿の衣服と冷んやり寝具と、
麦茶などの飲料と塩振りスイカと桃とで、
弟が送ってくれた扇風機で京都の夏をしのいでおります。
それでも、個人的な範囲内でのことゆえ、
その範囲を超えての影響などは皆無でしょう。

こんなささやかな努力をしながら、
ずっと考え続けているのですけれど、
原発問題にいまだに答えが出せないでいるのは、
何故なのか。


関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 原子力問題
ジャンル : ニュース

コメントの投稿

非公開コメント

ブロとも申請フォーム

★リンクフリー

検索フォーム

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

★RSSフィード

QRcode

QR
管理人

月光院璋子

Author:月光院璋子
自由の享受を幸せと実感する人間です。相手の自由を尊重できる方は幸い。自由のために戦える生は尊い。
自由=愛です。

【Thank You】
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
いま、雪が降る
★お知らせ★
最新記事
Bookmark
月と遊ぶ
最近のコメント
★お花が好き♪
月別アーカイブ
ブログ全記事表示

全ての記事を表示する

ブログ内検索
新しい家族(=^^=)
いつでも里親募集中
★月光の下で
カテゴリー
★閲覧のBGMに・・・
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。