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太秦の広隆寺(4)・・・秦一族渡来の謎

秦氏の渡来経緯、日本書紀の記述を簡略化すると、
以下のようになります。
応神天皇の治世に、弓月君(ゆづきのきみ)と言われる人物が
百済から来朝し、朝鮮半島における自分たち民族の窮状を天皇に上奏。

★ここで、自分たちのことを民族と称しているのは、
弓月君なる人物が率いる民族が一つの民族であり、当時、周囲に割拠していた
他の民族とは違うということですね。でも、なぜ、日本列島の王に、
窮状を上奏したのでしょう?


弓月君は、120県の民を率いて日本列島への帰化を希望。が、
新羅の妨害によって叶わず、日本からは葛城襲津彦(かつらぎそつひこ)という武人が、
外交交渉役として派遣され、弓月君の一族は加羅国での安全を保障されることに。
けれど、この襲津彦は、弓月君の民を連れて帰還することはなかったので、
応神天皇が弓月君の民の願いを聞き入れ渡来を実現させるため、
さらなる精鋭部隊を加羅国に派遣します。

★いまでいうなら、難民保護と亡命のための武力展開ですが、
なぜ、そうまでして応神天皇はその一族を保護しようとされたのか。
よく分かりません・・・

こうして新羅への牽制は功を奏し、弓月君の一族が日本列島に渡ってきます。

★応神天皇は、なぜ、そこまでしてこの民族を、
自分の治める列島に招へいしたのか。素直に読めば、不思議です。
この弓月君というのは、別名を融通王といいます。
『新撰姓氏録』(←入手するのに予算オーバー!)によれば、
秦の始皇帝の後裔であるとされていますけれど、
そうしたことはここでは重要ではないので、スルーしてください。


弓月君の父親は、仲哀天皇のときに来朝した功満という人物で、
この功満が、弓月君一族の列島渡来の先発隊ということになりますが、
来朝後、この人物は当時の日本列島内の古代王朝において何らかの、
大きな貢献があった人物なのでしょうが、これも良く分からない。

けれど、その子息が率いる民族を救援するため軍隊を送り、かつ、
日本に招こうと倭国の王が尽力されるのですから、
功満という人物は、その名の通り普通の渡来民間人ではなく、
倭国の王(天皇)にとってよほど重要な臣下だったに違いない。
秦という名前は日本に渡来してから帝からいただいたとされる名です。

弓月君の民の献上した絹織物(シルク)で人肌のように柔らかく暖かかった、
そこから「波多」=(肌)の姓となったという説は古代史の中で通説ながら、
いかにもこじつけっぽい。

その子孫が、今度は、仁徳天皇のときに、
登呂志公、秦酒公という性を賜り、
雄略天皇のときに、初めて禹都萬佐(うつまさ:太秦)を賜ったとあります。
おかしな日本語だと思わない日本人はいないのではないでしょうか。
太秦をうずまさと読むというのは知らなければ読めない。

太秦⇒うずまざ⇒ウズマサ⇒語源はナンだ!?

ということで、諸説さまざまです。
アラム語で「イエス・キリスト(救い主)」のことだとする説や、
ヘブライ語の「光のたまもの」とする説、セム語の「イエス・キリスト」説、
意味は、太秦=秦氏の首長であるとする説、
いずれにしても、京都とは縁深い秦氏には謎が多くて興味が尽きません。
いずれ、秦氏ゆかりの京都市内の神社仏閣や史跡も、
写真でご紹介したいと思っています。つぎのブログでは、
その秦河勝の行方の一つを追ってみます。


★このページは、前の「太秦広隆寺」が長くなりましたので、
お読みいただくのに負荷がかからないよう、
二つに分けて別立てにさせていただきました。
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