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ミュージカル映画「レ・ミゼラブル」

「ああ、無情」

と翻訳されたタイトルで知られる
ビクトル・ユゴーの小説「レ・ミゼラブル」が、
いまをときめくハリウッドスターたちのミュージカル共演作として
またまた映画化され、昨年末より上映中です。

何度も映画化されてきた作品ですが、
わたくしが昔見た「レ・ミゼラブル」で覚えているのは、
ジャン・ギャバン主演のものとジャン・ポール・ベルモント主演のもの、
それと、今般ロシアに亡命して世界をあっと言わせた
ドパルデュー主演のもの。
いまやフランスを代表するドパルデューですが、
往年のスター女優で、個人的に大好きなジャンヌ・モローも、
出演していたのを思い出しました。
他にも見ているような気がするのですが、
意外と覚えていないものですね。
こんな名作映画なのに。

原作の小説を初めて読んだのは、
小学生のときです。これは、覚えています。

というのも、パンを盗んだだけで19年間も刑務所に収監されるという国、
フランスという国に、いかにその昔のこととはいえ、
驚愕し恐怖を覚えたからでした。

盗むという行為が、
いかに恐ろしい罰を与えられるものかを、
盗みに及んだその背景以上に、
子供心を畏怖させたわけです。
そして、主人公のジャン・バルジャンという男の名前だけは、
再び本を読むまで小説の内容を忘れてしまっていたにも関わらず、
長く長く記憶され今なお忘れることなく記憶されているわけです。
盗みをしたがために、してはいけないことをしてしまったがために、
恐ろしい逃亡生活を送ることを余儀なくされた男として。
そして、そんな男であっても、
人生で救いと幸せが持てたということで、
この小説を忘れられない作品にしてしまいました。

こうした話をしたせいか、娘は、
原作を読んでから映画を観に行きたいと申していましたけれど、
とうとう原作を読む前に、
明日一緒に観に行くことになりました。




それにしても、いま、なぜ、「ああ、無情」なのか。
なぜ、トム・フーパー監督始め制作関係者は「ああ、無情」を選んだのか。
いかに素晴らしいミュージカル映画であっても、
いかに感動的な映画だったとしても、実は、
それが密かに気になっているわたくし。

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テーマ : ★予告編★
ジャンル : 映画

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いま、なぜ「レ・ミゼラブル」か

大阪太郎さん、
明けましておめでとうございます。
昨年は、ご紹介のご本、一度ならず二度
拝読いたしました。誠実な思索の労作でございました。
メールにて感想をと思いながら、
とうとう果たせずに参りましたが、近々、
拙ブログで取り上げさせていただきたいと
そう思っておりました。

さて、本作の映画、世界中でヒットしているようです。
おっしゃる通り、リーマンショック以降の経済財政の悪化による不景気が、
その背景にあるのだろうとのご意見、同感です。が、これは、数年前にわが国で
ベストセラーの仲間入りした小林多喜二の「蟹工船」が良く売れたのと似ています
けれど、果たして同じなのかと会えてみたり。

「パンを盗みたくなるような人々の増大」は、
ユゴー作品ではフランス革命へと時代を動かし、
多喜二作品は当人を労働運動と政治参加を促し、
ご承知の通りの死を迎えさせてしまいました。
時代は世界同時不況から浮かび上がることが出来ずに、
やがて戦争へと向かいました・・・

早川雪州のジャンバルジャンは観ておりませんが、
雪州がアメリカで活躍したのは戦前で、彼自身は
経済的に豊かな日本人として生涯を送ったように記憶しております。
あくまで文芸作品の映画化としての映画に出演されたのではないかと。
日本で彼の「ああ無情」をご覧になられたのは、戦後ですよね。

「ものがないひもじい時代」であっても、「盗みは良くないことだ」
という道徳をもった戦前の日本で育った大人たちがいたこと、
そうした価値観の中で育つことができたことは、
わたくしたちの世代の幸せかもしれません。
経済的な物質的な豊かさを体験した後に、
経済的なひっ迫を体験することになる人たちとは違うということです。

映画「レ・ミゼラブル」で感動を覚えたまだ何も持たない若い世代や
すでに持てる者の層になっている高齢世代と違って、
定職もないまま中年になってしまった世代に、いま
「パンを盗みたくなる人々」増大しているとしたら、その世代は、
果たして労働運動に参加したり政治に参画したりするようになるでしょうか。
投票率を見ても、そうしたパワーはなく、
貧困⇒愛という夢と希望⇒それが果たせず無気力、
あるいはニヒリズムに囚われてしまうのではないかと。

貧しくても「愛」があるという価値観と希望、
それを見せてくれる映画の意味が気にかかるのは、
無気力と諦めという別のメッセージが伝わるからかもしれません。
これって、いつでもファッショに加わり呑みこまれる人たちになるからです。

いま、この国の政治に求められているのは、デフレ経済からの脱却以上に、
自立と自衛の精神だと思わざるを得ず、
貧しさに負けない国民精神の涵養だと。
安倍政権に期待したいのは、実はこうした精神だと思うのは、
わたくしだけでしょうか。たかが映画されど映画・・・
なぜ、いま「レ・ミゼラブル」なのかと考えているうちに、
こうした思いになりました。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

★追記 ブログ記事の中に同じ文章が繰り返しで表示されていて、
お見苦しくて申し訳ございませんでした。

私は児童書で『ああ無情』を読み、映画は、日本版。早川雪舟という俳優がジャンバルジャンを演じていました。確か、小学校の時だと思います。なぜ、今なのか。あまり深く考えたわけではありませんが、米国、欧州の不況が大きいように思います。パンを盗みたくなるような人びとの増大。制作者の意図を読んでみる必要があると思いますが、私の直感です。私が日本版を見たのも、戦後のもののない、ひもじい時代でした。

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