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日本の他力本願的な思考停止的外交と大国依存外交の遠因はどこにあるのか・・・「米国のポチと嗤われる日本の不思議」

多くの犠牲者を出したアルジェリアの外国人人質事件、
いま、多くの日本人はやり場のない思いを抱かされていることと思います。
人質事件が発生したとき、「アルジェリアという国」「アルジェリア人質事件の背景」
という記事をアップさせていただき、以後は、そこのコメント欄に思う所を
書かせていただいて参りました。

いま、思う所は、日本の外交の在り方についてです。
なぜなら、国(あるいは国家)の姿が顕著に現れる場面が外交だからです。
以前、ここのブログで「アメリカのポチと言われて」という記事を書いた折り、
賛同くださった方からのご紹介で、この本を知りました。
さっそく買い求めて拝読し、著者の視点とその卓見に共感いたしましたので、
今日は、そのご紹介をさせていただこうと思います。

日米同盟60年という岐路に立ち、わが国の戦後外交の宿痾(しゅくあ)とも言うべき、
独立国とはとうてい思えないような隷属的外交が、いったい、いつ、
どこから、どうして生まれたのか。という問いを発した著者は、
その遠因を探る中で戦後の下山事件に注目。(←クリックしてご覧ください)
そこに注目されたということに、まず、少なからず驚きました。
そう、当時から今日まで多くのジャーナリスト、研究者、作家たちが、
限られた情報の中で最大限の推理を働かせて事件に肉薄しながら、
とうとう迷宮入りしてしまったあの事件です。
昔、わたくしもこの事件を自分なりに追った体験がありましたので、
著者の着眼点に、まず、共感を覚えた次第でした。

お若い方はご存知ないかもしれませんので、リンクを張らせていただきました。
どうぞ、一度、ゆっくりお読みになってください。

著者の牧氏は、この事件に関する膨大な資料を丁寧に読破され、
この事件の真相に迫るべく推理を働かせていきます。

CA3J1815.jpg

この事件の背後で育まれていったと思われる戦後日本の、
外交姿勢の宿痾となる基本的構図がどこで形成されたのかと。
それを作り上げていった人物たちの影を追っていく著者の姿勢の、
その真摯さに、わたくしは打たれました。

安倍政権は、いま、第二次安倍内閣と称される政権です。
前回の組閣時には日本の政治家として、日本の総理として、
遅きに失した感はあれど、「戦後レジームからの脱却」を目指すと、
語り、国民は、そうした総理を、戦後初めて得たわけです。
しかしながら、そこで語られる「戦後」とはいかなるものか。

沖縄の悲劇はいまなお利権がらみで解決せず、
政治はそれを主導できないまま、前政権では
失政も手伝って迷走し状況は悪化。
竹島、北方領土の他国支配の現状はさらに固定化し、
前政権の無知と稚拙さと無責任のせいで、尖閣諸島という領土も「問題化」され、
両国の経済は悪化、さらに国の安全が脅かされかねない状況となる中、
人質事件が発生し、多くの犠牲者が出てしまった。にもかかわらず、
護憲宗教の教徒の言説がマスコミで跋扈し議論への圧力となり、
時代に合った憲法改正どころか、適切な法改正もこと自衛隊関連となると、
議論すらタブー視される空気が醸成されてしまうわけです。

減ったとはいえ、年間3万人もの自殺者は相変わらずで、
格差どころか暮らしの最低基準さえ保持できない国民が増えており、
家庭の崩壊は進み教育の現場では子供が死に教師は早期退職に走らされる。
教育改革と叫ばれて何十年になるか。抜本的な改革以外の枝葉の改悪ばかり。

こうしたすべての原因に共通するものが、この国の姿勢の中にある。
わたくしは、昔も今もそのように思っています。かつて、そして、いまも、
リベラルと称されてきた人間なのですけれど、どう呼ばれようと、
わたくしはそのように考えます。

誰もが分かっていて(感じていながら)見て見ぬふりをし、
あるいは、仕方がないといって思考停止し、あるいは、
どこの国のヒョウロンカなのか解らないような輩の論説に惑わされ、
共に思考停止の安逸をむさぼり、共に既得権益にあずかり、
その「戦後」という時空の深層で生みだされてきた問題の多くに、
ここで目を向けなければ、日本の将来はないという思いは、
ご紹介する本の著者も同じ思いだろうと思いました。

以前の内閣で若き総理は体験不足のまま走ろうとし、
内外から足をすくわれて倒れたわけですが、
自国の総理がこのような形で倒されたということは、
実に無残だと、当時のわたくしは憂えたものでした。
果たして、正念場とされる今度の内閣で、
総理は、どういった日本を目指し指導力を発揮していかれるのか。

今般の人質事件を受けて、日本の外交スタンス、そこでの問題点を通して、
この国の形を、その将来の姿を、いま、改めて見つめる時期なのではないか。
そこで、この著書をご紹介したいと思いました。

この「米国のポチと嗤われる日本の不思議」という本は、
こうした現状を心から憂えておられる一人の日本人、
牧俊太郎というライタ一が書かれた本であり、
売文業の方たちの著作とは一線を画す労作です。

CA3J1816.jpg

日本人が汗水垂らして得てきたお金が、
他国に吸い上げられることに憤りを感じられる方、
そのシステムに唯々諾々として従う輩に反発を感じられる方、
売国的な既得権益層が日本を駄目にすると危機感をお持ちの方、
独立国としての日本に矜持を持ちたい方、
子供たちの将来のために脱原発より脱宗主国が先だと思っておられる方、

地震という天災と原発という人災で既得権益層の実態を知ったという方、
知ってなお、立ち上がれる気力等ないという方、
資産を失うリスクの中にいても思考停止期間が長くて行動できない方、
アメリカ頼みという宗主国依存の精神構造を今こそ見つめたいと思う方、
このままではだめだと国を憂えてもパワーが湧かない方、
在外大使館の在り方を何とかしたいと思われる方、
憲法問題、外務省改革、その他国の制度に問題を感じている方、
それらの問題の遠因を考えたい方に、
いまや疲弊して動けないが、本くらいは読めると言う方に、
この本をご紹介したいと思います。

他著の引用が多い分、原著に当たらずに読むこともでき、
サスペンスのように読んでいく事も可能と思われますので、
どなたもわくわくしながらお読みになれるのではないかと。

もっと早くにご紹介したいと思っていましたが、
今般の事件を契機に、日本の今後の外交の在り方について、
外務省改革も含めて皆様とご一緒に考えていく参考となればと思います。
★本の泉社 1429円

あらためて、今般の人質事件の犠牲となられた方たちに、
哀悼の意を表し、そして、ご遺族の皆様にお悔やみ申し上げます。
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テーマ : このままで、いいのか日本
ジャンル : 政治・経済

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