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あれから2年(1)・・・・震災復旧の遅れの原因は何か?

2011,3,11 SENNDAIKUUKOU
(画像は2つともウォールストリートジャーナル誌から)

3・11と銘打たれた日が過ぎて、ホッとしています。
3・11当日は、朝刊から始まってテレビではどこの局でも、
朝から深夜まで「あれから2年」の大特集でした。
テレビの影響力を無視するわけではありませんが、テレビでは、
「本当に知りたいこと」は伝わらない。なぜなら、
「本当に言いたいこと」をテレビは聞いてはくれず報道もしないから。
それを東日本大震災でも痛感した一人としては、テレビを見る用もなく、
所用で外出して過ごしました。

京都に来てからご縁が出来た方たちから相談され、
実現した震災支援のバザーは今回が二度目。
売上金は、日赤などの団体へではなく、
目に見えるところ、目に見える人たちに、
というわたくしの提言にご賛同いただいて
主催者が自ら仙台を数回訪れて、直接手渡ししてきました。

今回も微力ながらお手伝いをしたせいか、
その慰労会を兼ねての食事会に親子でご招待されて出かけてきました。
何から何まで地元の食材を使っての手作り料理でのおもてなし。
そこで、地元から聞こえてくる本音の数々、
少なからぬ人たちが思っているけれど大きな声では言えないこと、
決して全部の声ではないけれど、真実の声ばかりを、
マスコミが絶対報道しない出来ない、そんな「小さな声」をご紹介したところ、
居合わせた全員が「その気持ちすごく分かります」と賛同。

その一例が、
「頑張ろうという幟を立てたコンサートイベントはもうたくさん!」
「たまの休日くらいゆっくり休んでいたいのにイベントに駆り出されて疲れが取れない」
「自己満足のイベントはもうやめてほしい・・・」
皆、「申し訳ないけれど」「お気持ちは有難いんだけど」という枕詞付き。
支援のためにやってきてくださっているので、断れない。
喜んでいる人もいる(かもしれない)ので、大きな声では言えないのです。

それと、「まだ2年だもの、復興なんてできるはずがない」という声が、

「もう2年になるのに、全然復旧が手つかずのまま。この先どうなるのか」
「もう2年も経つのに、何も見えてこないのでいやになる」

こうした声と同じくらい聞こえてくるのに、
なのに、そうした声をテレビ局の人間は聞こうとせず、
政治への絶望や苛立ちの声不信の声ばかりを聞きたがる。
そうした声を集めても何の役にも立っていないのに。
「役に立たないならもう来るなと言いたいんだけど、ね」
こうしたことをマスコミに向かって言えないでいる。

あるいは、家族を亡くした人たちの姿を報道したがる。
「もういい加減にしてほしいと思っているのに、口にできない」
「分からない人たちには、何を言っても通じないから」
復旧復興のスピードが上がるならと、
無神経さに苛立ちながらもインタビューに応えようとする。
けれど、聞かれるのは、いまの気持ち。
家も財産も家族を亡くした人たちの気持ちを、
聞かなければ分からないらしい。


冒頭の画像は、2011年3月11日震災当日の仙台空港の写真です。
こちらが、今年2013年3月4日撮影の写真。

2013,3,4仙台空港

震災後の巨大津波に襲われた仙台空港。
濁流で押し流された自動車は数百台。航空機も押し流され崩壊した家屋が
滑走路を埋め尽くし、ターミナルビルは冠水。空港の敷地からは火災も。

けれど、仙台空港の復旧は驚くほど早かった。一か月後には運行が再開!
震災数日後には早くも、空港復旧要員の米兵を乗せた米軍機が空港に降り立ち、
滑走路に蓄積されたままのがれきを撤去。
その後、救援物資を届ける米空軍のC-130輸送機の拠点として使用されながら、
復旧工事が不眠不休で行われたわけです。
わたくしも復旧後の仙台空港を数回に渡って利用してきましたが、
震災の陰などあえて探さなければ見つけられない程だったことを思い出します。
震災直後、宮城県に入るのに北陸地方から北上して青森岩手と南下し、
ぐるりと遠回りに回ってやっと物資や人が宮城県入りできたわけですが、
障害となった道路の復旧も実に早かったと思います。

なのに、その後、復旧復興が進まずに現在に至っている。
仙台空港や道路の復旧があれほど早かったのに、何故なのか。
公共施設とそうじゃないところのと違い。双方の違いは何かと。

私権が発生するところの復旧が全然進まないでいることの意味を、
前政権が政治決断をしなかった出来なかった無能さの原因を、
あれから2年、今更ながら考えさせられています。

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閑話ノート様

久しぶりに震災後に関するブログをアップいたしました。
気が重くて仕方なかったのですけれど・・・
コメント、有難うございました。

>復旧・復興を何気に仰いますが、まずは復旧、インフラ整備ですよね。

おっしゃる通りです。マスコミは、毎回、わざわざ出向いては
仮設住宅で暮らしておられる方たちにばかり取材するので、
仮設住宅におられる被災者の方たちの回答が、
「早く、仮設から出たい」「一日も早く住むところを何とかしてもらいたい」
という声になるのも無理のないことで、その結果、
新たな住宅の建設ができないことをもってして、
「復興が遅れている」では、問題が見えてきません。

>復旧実現しなくて復興はあり得ないです

その復旧を一番妨げているのが何なのか。
土地の所有権をめぐる調査を始めとしたさまざまな私権(亡くなった方たち、
他に移転された方たちを含めて)の調整なんです。
そこに厖大な人手と時間がかかっている。
その結果、土地のかさ上げ、堤防建設、道路の建設、
水道、ガス、電気の敷設も、なかなか進めないでいるわけです。
非常時に対して平時の法律と制度で対応した前政権の間違いが、
復興どころか復旧も送らせて混乱を招いている現状を憂えます。

こうした政治のしわ寄せを受けるのは、
被災者として受け身のまま立ち上がれずにいる多くの方たちではなく、
実は自立的に頑張っている人たちだというこの理不尽を思うと、
やりきれなさで胸が詰まります。

宮城県知事は、震災後、県民に向けて、
「インフラ整備が普及するまでの間、2年か3年、
(助かったお隣近所の方たちとあるいは知り合いの方たちと一緒に)
受け入れを表明してくれている自治体のお世話になることを、ぜひ、
決断してほしい」と言われました。中央政府は動かず、被災した県民も動けない中で、
政治責任を果たすために断腸の思いで言われたはずです。
復旧にあたって妨げになるのは何か。ありていに申せば、足手まといになるのは、何か。
分かっていても、被災地では誰もそれを言えない。
同じ被災者ながら、少しでも余力のある被災者が余力のない被災者を支援する構図が、
あれから2年経っても続いているわけです。
震災景気で潤っているのは、仙台市内の繁華街ばかり。
それも全国の余所の自治体から税金で支援に来れれている方たちが、
その景気を下支えしているのですから、おかしな話です。

アジシオ次郎さん

震災のことをブログに書く気になれなくなって久しく、TVでの震災番組も見ないでおります。
が、久しぶりの記事にコメント有難うございました。

>メディアは国民が知りたいものを公表しようとしないこの姿勢、
正直これが民主主義国家のメディアなのかと思う

いまのメディアが国民の知りたいことを報道しないというのは、
まさにおっしゃる通りだと思います。が、それは本来の民主主義とは無関係で、
民主主義のなれの果てとしての衆愚政治に陥った時、メディアは宿命的に
退廃していくのだろうと思います。そういう意味で申せば、日本はいま、まさに、
衆愚政治の末期かもしれません。

>典型的な「臭いものには蓋をする」だ。

というより、ジャーナリズムが機能せず、
煽情的情緒的な報道の方が絵になると思う取材が幅を利かせているのです。
つまりは、衆愚と思われている視聴者購読者相手の報道ゆえ、
衆愚レベルの報道しかできなくなってしまっているということです。

>結局政府のいい加減さが復興の遅れを招いていると言えばそうである。

政府にも自治体にも頑張ってくださっている方たちはおられるのでしょうが、
政治家に関して申せば、選挙区じゃない議員にとっては「他人事」なのでしょう。
首長は本当に頑張っていますが、中央政府がこの3年間機能しなかったことが、
かえすがえすも残念でなりません。安倍政権の政治主導に期待するしかありません。

日本のマスコミに対するアジシオ次郎さんの正義感あふれる批判、
今後もどうぞ発信し続けてくださいね。
ネットに多く見受けられるマスゴミと言ってそれで終わってしまっている方たち、
そうした姿勢では何も変わらないどころか酷くなっていくばかりですものね・・・

復旧・復興

璋子さま おはようございます。

晴らしいコラム。地元被災者の声なき声が全てですね。璋子さまは実体験なされたのですから、説得力があり、じ~んときます。

皆さん復旧・復興を何気に仰いますが、まずは復旧、インフラ整備ですよね。、復旧実現しなくて復興はあり得ないです。

数え上げたらきりがない

 おはようございます。

 東日本大震災から2年、被災地は復興しているかと言えばそうはどうしても思えない。
 メディアは国民が知りたいものを公表しようとしないこの姿勢、正直これが民主主義国家のメディアなのかと思う。典型的な「臭いものには蓋をする」だ。

 手つかずの更地のままの場所、片付かないガレキ、未だ帰れない被災者、それを一向に直視せず進んで報じないメディアが風化を助長させてるんじゃないか。
 政府も政府で、これまでの民主党政権は議論ばかりして行動を起こさない。身内のあら探しや今はどうでもいいような法案の成立ばかり躍起、原発事故を巡っては責任のなすりつけ合い。と被災者のことを無視したことばかりして、政治不信を招いたのは言うまでもない。

 昨年暮れに民主党が大敗し自民党が政権を奪取したが、自民党政権になって復興が進むだろうかと言えば微妙な感じです。

 仙台空港など一部道路は復旧したけど他は全然進まない、この差は何なのか? 本来復興に使うべき金をどうでもいいところに使う神経も理解できない。結局政府のいい加減さが復興の遅れを招いていると言えばそうである。

 国民に本当のことを教えない無神経な日本のマスコミって、おそらく先進国とカテゴライズされている国でもっともメディアのレベルが低い国と名指しされてもおかしくないが、そうなっていることに責任感と言うのはないのかと言いたくなる(その元凶は言うまでもなく「記者クラブ」にある)。

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