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ウルグアイ大統領の舌禍問題とアルゼンチンの外交姿勢

桜の写真をご紹介する予定でしたが、
その前に・・・


P4062673.jpg
(ウルグアイのムヒカ大統領・77歳)

この御仁、ウルグアイのムヒカ大統領ですが、
今回の舌禍福事件で、初めてじっくりお顔を拝見しました。
人の良さそうなおじいちゃんにも見えるお顔ながら、
映画によく出てくるような南米の独裁政権の政治屋や
その権力と癒着して暴利をむさぼる巨悪企業家役のお顔にも見えるなあと。
外見は陽気でチャーミングなおっさんながら、
影ではかなりエグイことも平気でやる、映画なら、さしずめ
そういった役どころで、思慮に欠ける男でもある。
そう見ようと思えばそう見えるといったところですが、
実際のムヒカ大統領はこんな演説もしておられる。

さて、この大統領、諸外国のトップが並んでの4月4日の記者会見で、
マイクのスイッチが入っていることに気付かずに、つまり、
聞かれちゃまずいことを口にしているなどといった自覚もなしに、
また、聞かれてしまうことなど夢にも思わずに、
男同士の気軽さでか、つい、口にしてしまったようです。

P4062668.jpg

「年老いた口うるさい女で、とても頑固だ」
「斜視の旦那よりクソババアはたちが悪い」

いやあ、外国の元首に対して、いえ、ただの外国ではありません。隣国です!
その隣国の元首に対して、こんなことを言ってしまう感覚は、
国を危うくしかねないものながら、やってしまったわけです。
隣国アルゼンチンのフェルナンデス大統領を侮辱し、
*斜視の旦那=フェルナンデス大統領の夫君だった故キルチネル前大統領をも
侮辱する発言で、まさに舌禍事件。
いつぞやも、イギリスで似たような舌禍問題が起こりましたけれど、

P4062670.jpg
(フェルナンデス大統領・60歳・・・男って、ホント、どうしようもないわね、そんなお年寄りの戯言をまともに相手しているほど、こちらは暇じゃないのよ、大統領なんだから、とは口にされません)
この「侮蔑」に対してアルゼンチン政府は抗議するなど、
両国の外交問題にまで発展しているそうですが、
政治家の発言としてうんぬんであっても、こうした点においても、
国際政治の現場(外交)というのは、実に「人間臭い」舞台でもあるなあと、
改めて人間がしていることなのだとの思いを抱かされました。

それはそれとして、ここでは、
このアルゼンチンのフェルナンデス大統領が、
対イギリスとの外交で演説されたことで考えさせられたことがあり、
そのことを書いておこうと思いました。4月2日の、
フォークランド諸島(アルゼンチンではマルビナス諸島と呼ぶ)を巡った折り
戦没者追悼式典(あのフォークランド戦争)で行った演説だそうですが、

「同諸島の独立性や信念のために戦った人々のことは忘れないと」

と自国の領土における主権を守るために戦死した兵士たちを慰霊した上で、
その他国と争っている領有権について、

「我々が求める唯一のことは国連決議に従う」

と国連主義を全面的に押し出して、英国政府に対し、
両国間のフォークランド諸島の領有権問題について、
国連での話し合いのテーブルにつくことを求めたそうです。
つまり、英国との戦争を望まないことを前面に押し出した演説になります。
英国は、自国の国益になると判断する状況にならない限り、
こうした要求に応じることはないでしょうが、ここで考えたい問題は、

戦争しても勝てない相手国との間で領有権問題が発生しているケースと、
戦争したら勝てる相手国との間で領有権問題が起こっているケースでは、
その解決策における選択肢には当然違いがあるということで、
その違いは、以下のケース、

領土問題で武力を行使する国としない国と
領土問題で武力を行使できる国とできない国とでは、

外交はさらに複雑になる分、
その違いもさらに大きくなると思われますが、(いまのところ)、
なぜか、領土を奪われた側の解決策が同じになっている・・・・

「国連の場で話し合って解決する」(=「武力での解決は望まない」)
「平和的な方法での解決を求める」(=「戦争は望まない」)

国連主義と平和主義、いかに困難であっても、
それで解決する可能性があるのなら、
わたくしもそれを望む一人ですが、民族国家が続く限り、
国益が絡まない領土問題は、話し合いでは決して解決しない。
こうした歴史に、わたくしたちは何を学ぶべきなのか。

侮蔑的な言葉を、たとえバレテも「内緒で」投げかけられていうちは、
実は、国としては、その安全保障上、まだ、ましなのです。
表立って批判できないからこその悪口だから、遠吠えみたいなもの。
怖いのは、遠吠えもなく、突然、有事が発生することで、そのとき、
準備を怠っている側は、常に、悲惨な状況に置かれるということです。

桜を、愛してやまないわたくしたち日本人ですが、
そこに、いかに「美」を見ようとも、
儚く散っていい命でいいはずがない。

戦争するくらいなら、桜のように散ればいい・・・
そのように訴える反戦論者に同意してはならず、
非戦を訴えるなら、非戦に訴えるに相応しい準備を怠ってはならないはず。
自衛隊の名称を国防軍として自衛官の身分保障を行うことも、
その一つであるという考えを否定するとき、
わたくしたちは無責任であってはいけないと思うばかり。


異国の話題でしたが、拍手コメントに1クリックいただければ幸いです。
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