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新緑の京都大原・・・「寂光院」(Jakkouin Temple)

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この連休、上洛して会いにきてくれた従妹を案内して、
新緑の京都大原を散策して参りました。
まずは、平家物語のラストで泣かせられる建礼門院で有名な、
寂光院のご案内させていただきますね。

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建礼門院、ご説明するまでもない女人かと思いますが、
お若い方たちのために申し上げると、建礼門院は、安徳天皇の御生母で、
あの平家滅亡の壇ノ浦の戦いで幼い安徳天皇を抱いて、
海に身を投げた後、源氏方に救出されてしまった悲劇の女人です。
今年、ちょうど、建礼門院没後800年。
その法要が取り行われています。

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平家滅亡の後の建礼門院のことは「平家物語」のみならず、
謡曲「大原御幸」でも有名ですので、
このブログでは説明は省きますが、

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この寂光院、建礼門院で有名になりましたが、

実は、平安京が京都に作られる以前に建立されたお寺です。
ここに建礼門院が閑居したのは、1185年ですが、
この寺はあの聖徳太子が父の用明天皇の菩提を伴うために、
建立されたと伝えられています。
太子というと、飛鳥時代ながら、太子は生前、
ここ京都の地をよくよく知っていたのではないかと、
あらためて思うわたくし。

P5034163.jpg

この写真は(↑)寂光院本堂です。
ご本尊は、地蔵菩薩立像ですが、
この御本尊は、寂光院全焼というあの放火(平成12年)の後に
新しく作られたものです。
本来の焼損したご本尊は樹脂硬化が施されて、
奥の収蔵庫に安置されているとのこと。
写真で拝見しましたが・・・実に惨いお姿でした。

P5034164.jpg

寂光院は、前述のように全焼しているので、
御本堂始めご本尊も、そして建礼門院像も阿波内侍像もみな、
昔の姿そのままに再建されたものなので、
学生時代に何度か訪れて見たときと打って変わって新しかったですけれど、
経年劣化とは別に、昔の姿そのままに再建されるにあたって、
どれだけの方たちが思いを重ね奔走されたことか。
思わず合掌・・・・
戦禍でもなく平時の放火でこうした歴史的な文化遺産が焼失するというのは、
本当に、許しがたい暴挙です。

P5034172.jpg

それでも、この地で建礼門院が余生を送られたという史実は変わりません。
女人寺としてイメージされるこの寂光院に、
いまなお多くの人が詣でるのは、
ここが「平家物語」と不可分の寺院ということのみならず、
壇ノ浦で助け出されて死ぬことも許されないまま、
出家して、草深い大原に入り、仏に救いを求め、
そして、死去するまでの建礼門院の晩年と、そして、
彼女の晩年に仕えた女性たちの存在もまた大きいのでしょう。
仏にすがって死者を弔いつつ悲しみに耐えて余生を送ったということに、
現代に生きるわたくしたちも人として胸が揺さぶられるからでしょうか。

境内には、資料館のようなところもあり、
寂光院に行かれたら、ぜひ立ち寄ってみてください。
ここで、源平の歴史絵巻や平家琵琶なども見られるので、
おススメです。
今回、平家琵琶の実演にも参列できました。

P5034181.jpg

P5034182.jpg

小中学校の音楽の授業は、いまや、
西洋音楽+現代の歌で占拠されているかのようですけれど、
かつての文部省選曲に戻せとは思いませんが、
せめて邦楽に親しむカリキュラムも検討してもらいたいものです。
せっかく平家琵琶を聴く機会に恵まれつつも、
聴きなれないものって眠くなってしまうから。
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テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

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