京都和菓子処「太極殿」・・・・和洋折衷の銘菓「應天」
参議院選挙のことは、もうちょっと様子見ですね。
世の中、次から次と事件や事故が起こってしまうものなんですね。
コメントもしたくなくなるほど。こんなときは和菓子をいただくに限ります。
ということで、以下の「應天」をアップ。

四条に出掛けたとき、帰りに立ち寄ることが多い和菓子処「大極殿」(←クリック)。
ご贈答品としてばかりではなく、自分が食べたくて買います。
この「應天」、中は、黄身餡でバターの香りがする美味しさ。
いうなれば、和洋折衷のお菓子なので、日本茶にも珈琲にも合うので、
好きなお菓子の一つなんです。
日本のどの町でもあるほど、洋菓子店が多い今日ですけれど、
バターが舶来の貴重品だった時代、京都では老舗ほど、
こうした洋風和菓子とでも言うべきお菓子が作られたみたいで、
お菓子職人さんの挑戦でもあったのでしょう。

京都の老舗の和菓子処の多くはそんなに大きな店舗ではなく、
有名なお菓子処でも探すのに苦労するほど、店舗が小さかったりします。
最初、これでよく商売が成り立っていると、
失敬な心配をしたものでしたが、それぞれお得意様があるんですね。
お店まるごとというケースもありますが、
この店のこのお菓子を○○で使うといった感じ、
贔屓にする側も、お菓子別のご贔屓だったり。
顧客の第一は、おそらく寺社関係と旅館ホテルなどの宿泊施設。
寺社には多くの行事があり、その都度人の集まりがあります。
そうした場でお菓子は、お茶同様に、必需品の一つ。
檀家や氏子の集まる場で使われたり、葬儀や法事などでも使われますし、
神社でも結婚式や毎月の行事などでも使われますよね。
観光都市京都ゆえ、ホテルや旅館でも、
お部屋にはお茶と一緒にお菓子が用意されているところがほとんど。
なので、菓子処とはまさに相互扶助の関係ですね。
加えて、他の都市同様、お茶会や各種の集まりでの需要ばかりではなく、
一般の多くの個人客もまた、ご贈答品や引き出物として使いますから、
それぞれご贔屓の和菓子処があったり、菓子処にとってもまた、
お得意さまがあるという関係になりますから、
そうしたことで商売としてやっていけるというあたりが、
観光都市でもあるこの古都なのかもしれません。
無論、そこには競争もあるからこそ、顧客は個別のお菓子を贔屓にしたり、
複数のお店をご贔屓にする関係になっているのだろうと思います。
お店にとっても、同じ自分の店の菓子ながら、
このお菓子は○○寺への献上品、こちらは○○神社への献上品、
と、実にいろいろなので、店内に入った時に眺めると発見があって愉しい。
こうした取引の金額が多となればなるほど、
営業する方もされる方もお付き合いでは気づかいが要るのでしょうね。
ちなみに、この「應天」は平安神宮献上菓子です。
世の中、次から次と事件や事故が起こってしまうものなんですね。
コメントもしたくなくなるほど。こんなときは和菓子をいただくに限ります。
ということで、以下の「應天」をアップ。

四条に出掛けたとき、帰りに立ち寄ることが多い和菓子処「大極殿」(←クリック)。
ご贈答品としてばかりではなく、自分が食べたくて買います。
この「應天」、中は、黄身餡でバターの香りがする美味しさ。
いうなれば、和洋折衷のお菓子なので、日本茶にも珈琲にも合うので、
好きなお菓子の一つなんです。
日本のどの町でもあるほど、洋菓子店が多い今日ですけれど、
バターが舶来の貴重品だった時代、京都では老舗ほど、
こうした洋風和菓子とでも言うべきお菓子が作られたみたいで、
お菓子職人さんの挑戦でもあったのでしょう。

京都の老舗の和菓子処の多くはそんなに大きな店舗ではなく、
有名なお菓子処でも探すのに苦労するほど、店舗が小さかったりします。
最初、これでよく商売が成り立っていると、
失敬な心配をしたものでしたが、それぞれお得意様があるんですね。
お店まるごとというケースもありますが、
この店のこのお菓子を○○で使うといった感じ、
贔屓にする側も、お菓子別のご贔屓だったり。
顧客の第一は、おそらく寺社関係と旅館ホテルなどの宿泊施設。
寺社には多くの行事があり、その都度人の集まりがあります。
そうした場でお菓子は、お茶同様に、必需品の一つ。
檀家や氏子の集まる場で使われたり、葬儀や法事などでも使われますし、
神社でも結婚式や毎月の行事などでも使われますよね。
観光都市京都ゆえ、ホテルや旅館でも、
お部屋にはお茶と一緒にお菓子が用意されているところがほとんど。
なので、菓子処とはまさに相互扶助の関係ですね。
加えて、他の都市同様、お茶会や各種の集まりでの需要ばかりではなく、
一般の多くの個人客もまた、ご贈答品や引き出物として使いますから、
それぞれご贔屓の和菓子処があったり、菓子処にとってもまた、
お得意さまがあるという関係になりますから、
そうしたことで商売としてやっていけるというあたりが、
観光都市でもあるこの古都なのかもしれません。
無論、そこには競争もあるからこそ、顧客は個別のお菓子を贔屓にしたり、
複数のお店をご贔屓にする関係になっているのだろうと思います。
お店にとっても、同じ自分の店の菓子ながら、
このお菓子は○○寺への献上品、こちらは○○神社への献上品、
と、実にいろいろなので、店内に入った時に眺めると発見があって愉しい。
こうした取引の金額が多となればなるほど、
営業する方もされる方もお付き合いでは気づかいが要るのでしょうね。
ちなみに、この「應天」は平安神宮献上菓子です。
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