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参議院選挙・2013への愚考(2)・・・世代間闘争の時代

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今度の参議院議員選挙の投票で、大方の予想に反してインターネット情報を参考にしないと答えた有権者が8割を超え、20代でも6割近くがネット情報は参考にしないと回答。(読売新聞社の世論調査)

この20代の回答が気になっています。
ネットユーザーが圧倒的に多い世代がそのネットでの情報を当てにしていない。
普段から新聞も読まず、テレビもお笑い番組とドラマしか見ないらしい世代が、普段から政治を考える情報をどこで得ているのか。恐らく、大方は、インターネットだろうと思われるのに、そんな彼らの過半数が、ネットでの情報を投票の参考にはしないと回答している最多世代。そういう結果が気になりました。が、同時に、その判断と気持ち、分かるなあと。ネットで得られるような政治関連の意見や情報など、感覚的に信頼していないのである。

もともと、20代30代の有権者は、選挙で半数以上が投票に行かない世代なので、
選挙の結果に影響を与えられる世代ではなく、候補者で言えば泡沫候補的世代。
なので、こういった数字も、実は、ほとんど意味がない。
しかしながら、だからこそ、この世代のことが案じらてならない。
愚息も娘もまさに、その20代だから。

わたくしも親の一人として、子供を授かって育て始めてからというもの、選挙におけるわたくしの投票基準は、いつしか我が子が生きる将来を見据えての投票となり、それは今も変わらない。しかしながら、それは、選挙の多くで、ある意味、負けざるを得ない結果となったとも言えるわけです。(←支持する候補者や政党が負けてきたという意味ではなく、むしろ勝ってきたことが多かったことを思えば、ここでの「負けざるを得ない結果」という意味は、多分に、心証としての勝負感です)

いつのころからか、投票に行かない世代は、
他の世代と比べて政治的に疎外されるようになっている。

いまでこそ、投票率が高い世代の仲間入りをしている50代も、若い頃には、選挙に行かなかった有権者も少なくなかった。いまの50代は、30年前の20代ということで、記憶では、わたくしの世代の半分は選挙に行かなかった。理由は「どこに投票してもいっしょでしょ」「投票したい候補者がいない」という、ある意味、ぜいたくな理由である。ぜいたくだったのである。それが許されていたとも言えるが、20代の自分たちが政治に対して声高に何かを要求しなくても、当時の大人たちの多くが自分の現在や老後の暮らしを優先して投票しようと、それが、そのまま自分たちの進みゆく未来図として機能していた時代だったのである。
投票に行かない多くの若い世代は、しらけ世代などと言われつつも、どこかで安心して他の世代の投票選択に未来を委ねていられたのかもしれない。

また、当時の大人たちにとっても、自分たちの暮らしを優先的に考えての投票行動だったとしても、それが、若い世代のことを考えない結果というものにならなかった。世代間格差という言葉さえ未来の言葉として語られていたにすぎない。そして、当時は、60代以上の有権者になると目先のことで投票する以上に、子供世代のこと、孫世代のこと、日本という国のことを考えて投票するようになったという方は少なくなかった。

そこで、改めて眺めて見た年代別投票率の推移

このグラフが、わたくしの印象が間違っていないことを証明している。
このグラフを見るとき、想像力を働かせないと見誤るけれど。

たとえば、60代が投票率87%という高さを示した平成2年の選挙、このときの60代はいまの80代の方たちである。それ以上の世代の多くは、いまや鬼籍に入っておられる。かつて87%もの高い投票率をもった世代のその多くも、いまは、亡くなっておられる。この世代の世投票率も平成24年の選挙ではずっと低く、かつて高い投票率を示した大人の世代は、いまは少数派なのである。

その自覚があるのかどうか分からないけれど、当時50代だった方は、いま70代。俺が俺がという方たちが多く見受けられるのはどうしたことか。同様に、いまの60代、50代、40代も、まずは、自分たちの暮らしや老後のことが若い世代の将来やこの国の将来よりも優先課題のように見受けられる。

こうした大人世代の投票基準を考えると、その結果は、かつての20代のように、
選挙に行かなくても安心していられるような、はたして、委ねていいものになるのか。
わたくしが、いまの20代なら安心してなどいられない。
就職、結婚、住宅、税金、育児、子供の教育といった個人的な自らの暮らしや人生設計を描こうとするとき、安心していられない。暮らしの安全だけではなく、経済の行く末、国の安全保障も含めて、自衛するには、他の世代任せになどしていられない。自分自身が政治活動に関わる余力がなかったならば、その分必ず投票に行く。
そして、投票率を上げることに寄与する。なぜなら、そうする以外に、自衛出来ないから。

世代間格差という言葉は、いまや、実態を伴った現在進行形の言葉になった。
自衛権として選挙の投票権があるのに、それを行使しない世代は、正直に申せば、
諸政策において他世代より冷遇される結果になる。そうなっても仕方がない。
このことを、いまの20代有権者はどのくらい自覚しているのだろうか。

ネット上で選挙に関する発言をしている多くは、残念ながら20代ではない。
50代、60代と思われるユーザーが中心で、それに、40代、30代が続くといったわたくしの印象は、この選挙期間中もずっと変わらない。だから、発信者は同じことばかり発信しているし、そのフォロワーも皆ほとんど同じ政治信条を持つ人たちばかりだ。お互いに意見の異なるサイトには攻撃することもなく無関心を決め込んでいるかのように見える。だから、支持は広まらないまま。お仲間同士でストレスを発散し、お仲間同士でささやき合って満足している。その世代は、おそらく支持政党が確定していると思われるので、そうなると、組織票如何で当非が決まる選挙のミニチェア版のようなもので、結果は見えてくる。

かつて5割近い「支持政党なし層」「無党派層」だのと注目されて来た有権者、
いまやバラバラに解体し解体され、富裕、いや、浮遊層の有権者と化した。
このまま浮遊していれば、政治への影響力もなくなっていくだろう。

いまの60代は人口も多い。その半分の投票率しか示せないいまの20代は、どのように自分たちの未来を考え、それを社会に示せるのだろう。残念ながら、いまの大人たちもかつての大人たち世代と同じように、自分たち世代のことを第一に考えて選挙に行くのである。ただし、その結果は、かつてと違って、いまの若者の将来を考慮したものとは無縁のものになるだろう。選挙に行かなければ、自滅の道しかないように見受けられる。日本は、いま、世代間闘争の時代に突入しているのだ。
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テーマ : 2013参議院選挙
ジャンル : 政治・経済

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Re: いやまったくその通りなんですが。。。

閑話ノート様、こんばんわ。
旅行の写真の整理にかまけて、選挙後のお笑い劇場のことも取り上げたいところでしたけれど、なかなかブログの更新もFBも出来ないでおりました。

> 璋子さんご指摘のことは若い世代も十分承知しています。それが「なぜ投票行動をとらないか?」ここがポイントで精査する必要があるように思われます。

そうですね。なぜ、投票に行かないのか。
閑話ノートさまのコメントを拝読しましてから、その理由を、
もっと考えてみなければと思うようになりました。

いまの20代、30代の方たちが、閑話ノートさまのご指摘のように、

>老後の自衛だけでなく、赤字国債を発行し続け、やがてハイパーインフレが起き、終戦後の焼野原や現在のギリシアの深刻な情勢も視野に入れているようでもあります。つまり彼らは彼ら自身がその負担を背負う覚悟でいるのです。

のだとしたら、彼らはかなり優秀な人材ということになりますね。たとえ、それが少数派だったとしても、そうした若者が育っているのだとしたら、案じるよりも黙って任せるという方がよろしいのかもしれません。老婆心から、よけいなことを口にしてしまったのでしょうか。

> わが国が将来焼野原になるとすれば、好むと好まざるとにかかわらず、政治のみならず彼らの出番です。このことも得心しているふしがあるようです。

何て頼もしいことでしょう。それなら、
食い逃げになっても許してもらえそうですね。
ご一緒に食い逃げというのもよろしいかも。(苦笑)

> これ東京にいる愚息の見解ですwww

このお言葉で納得致しました!閑話ノート様のご子息ならではのご見解!脱帽でございます。我が愚息もその末端に連ねさせていただけることを期したい思いになりました。ご子息によろしくお伝えくださいませ。(=^^=)

いやまったくその通りなんですが。。。

お忙しいところご丁寧に返信有難うございます。

璋子さんご指摘のことは若い世代も十分承知しています。それが「なぜ投票行動をとらないか?」ここがポイントで精査する必要があるように思われます。

言われるまでもなくコメントの趣旨を分かっている若い世代は(それが大勢かどうかは分かりませんが)、老後の自衛だけでなく、赤字国債を発行し続け、やがてハイパーインフレが起き、終戦後の焼野原や現在のギリシアの深刻な情勢も視野に入れているようでもあります。つまり彼らは彼ら自身がその負担を背負う覚悟でいるのです。そのときには私はすでに墓場に眠っている食逃げ派ですがw

わが国が将来焼野原になるとすれば、好むと好まざるとにかかわらず、政治のみならず彼らの出番です。このことも得心しているふしがあるようです。これ東京にいる愚息の見解ですwww

Re: 若い世代

閑話ノート様、おはようございます。
選挙も終わり、自民圧勝、民主解党的惨敗という結果に旅先で祝杯を上げた次第です。政治に安定と実行力を望む以上、日本経済を立て直す好機を推進してもらうには、こうした選択以外になかったと思っておりましたので、多くの国民有権者も同じ思いだったことが確認され安堵致しました。
選挙が世代間闘争に入ったという表現は、ちょっと刺激的な言葉でした。

> 若い世代(20~30代)は意外に政治の現実を的確にとらえているように思います。彼らは持続可能な社会保障制度は破綻すると見抜いています。なので老後の生き方について、国に頼らず自立する選択肢あるのみです。

このご意見、まさにその通りだと同感しきり。
なので、以下のことを伝えたかったのです。

「自衛するには、他の世代任せになどしていられない。自分自身が政治活動に関わる余力がなかったならば、その分必ず投票に行く。そして、投票率を上げることに寄与する。なぜなら、そうする以外に、自衛出来ないから」

この意味を、投票に行かない若い世代に考えて欲しくてアップしたブログでした。選挙における世代間闘争という意味は、政治に影響を与えられる度合いが投票に行く行かない世代によって、かつてと違って大きく変わってくるために、結果的に、選挙で世代間格差が生じるということを若い世代に伝えたかったのです。闘争=投票に行くことだと。いまの20代30代が、いま投票に行かなければ、自分たちの将来の自衛も難しくなるということを伝えたかったのです。政治意識の高い若者の存在に関わらず、全体として若い世代の投票率が低いという現実を放置していいのだろうかという愚考でした。

日本の若者が利益を受けない世代と言われるようになっても、隣国の若者と違って誰かを恨んだり、その恨みのはけ口を他者に向けたりすることはない(少ない)とわたくしも感じます。日本人の精神性は、投票に行かない若者が多かろうと、「恨(ハン)」ではございませんものね。「水に流す」「忘れやすい」「耐えがたきを耐える」かのような国民精神性は世代を超えて変わらないかのように思われます。実は、だからこそ、案じられてならないのです。

若い世代

璋子さん、こんばんは。

ご主張半分同意、半分はちょっと別の見方をしています。

若い世代(20~30代)は意外に政治の現実を的確にとらえているように思います。彼らは持続可能な社会保障制度は破綻すると見抜いています。なので老後の生き方について、国に頼らず自立する選択肢あるのみです。

それでは社会保障給付を受け取る老人を蔑むのかというとそうでもない。国政批判している様子もない。早晩破綻するからお好きにどうぞという感覚だと思われます。一生の世代間格差が広がっている認識はありますが、このことについて恨みを持つことは無いのです。したがって、ご指摘のような世代間闘争は起こらないのではないでしょうか。私にとって、こういう若者意識が良いか悪いかは分かりません。

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