スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

食材偽装問題①・・・「どうせ違いなんか解らないんだから」

車海老の塩焼き

海老フライ


美味しそうでしょう?見た目にも美味しそうです。
いずれもお馴染のお料理ですが、さて、これらのお料理、
以下のいずれの海老を使ったものか、お分かりになりますか。


①淡褐色の身体に鮮明な黒い縞模様ですが、青灰色のものもある。15-30cm
kurumaebi01.jpg


②全体的に黒みがかった灰色で背の黒色縞模様が不鮮明です。10-30cm
ブラックタイガー


③生きているときは淡黄褐色で、死ぬと赤褐色になる。9-12cm
さるえび


④半透明の淡黄色で全身に藍色の小斑点があり、尾肢は青緑色。10-15cm
芝エビ
大きさを比較していただくために冷凍ものを掲載

⑤9~23cm
バナメエビ


以上のエビは皆、無論、おずれも食用でクルマエビ科のお仲間です。
それぞれのエビ自体の違いですが、生体での違いを補足すると、以下の通り


①と②の違いは、額角の鋸歯の数が異なること、
②は、頭胸甲背面中央の側溝が前半部しかない。
③は、殻が厚く、表面に細かい短毛が密生する。
④は、上縁だけに7-8個の歯があり、上面を中心に細かい毛がある
⑤は、額角は中くらいの長さで背側に7からの10の鋸歯があり腹側には2~4の鋸歯がある

ということで違いを区別できるというのですが、一般人にわかるはずがない。
エビの専門家や専門業者、あるいはエビ釣りなどでエビに詳しい方くらいかも。


①は、日本近海からインド大平洋岸、オーストラリア北部、南アフリカまで、インド太平洋沿岸に広く分布し、内湾砂泥底に生息し、大きいものは30cmまで成長する。
②は、インド太平洋の熱帯・亜熱帯域に広く分布する大型のエビ
③は、瀬戸内海・四国・九州の各沿岸での捕獲量が多く、広く日本で獲れる海老でサルエビ。
④は、東アジアの沿岸域に分布する中型のエビ。
⑤は、原産地は東太平洋で、メキシコのソノラ州からペルー北部に至る沿岸。年間を通して水温20℃以上の海域にのみ生息する

というので、それらの生息分布上、日本産・天然ものはない、そういうエビがあるということ、天然ものが日本市場に流通することはまずないというエビもあることを、消費者は知らなくていいのだろうか。スーパーでもよく目にするように市場に出回っているものは、ほとんど当然、養殖ものか輸入ものである。

③は、瀬戸内海・四国・九州の各沿岸での捕獲量が多く広く日本で獲れるので、養殖ものはないのかもしれない。⑤はISPSで生産された閉鎖循環式養殖システムを利用した屋内型エビ生産システムによる養殖もの。中国、東南アジアを含む世界中で養殖がおこなわれるようになったとのこと。


さて、皆、食用なので、つぎは、それらのエビの味について。
それぞれの食感、甘みということでは、④と⑤がダントツらしく、
寿司ネタの甘エビで甘いと感じたら、それは④か⑤ということになるかも。
けれど、加熱した料理になるとほとんど違わないとも言われています。

これらのエビを使ったお料理のメニューにもよりましょうが、
エビは苦手だという客やエビ嫌いの客じゃない限り、
そのメニューで出されたお料理が美味しいかどうかは、
食材に違いがほとんどないと言われる以上、
料理に使うエビの種類は問題ではなく、
食材となるエビの鮮度、調理で使う油の質と温度、
他の食材や調味料との調和などの違いが大きく作用することになる。
車海老のエビの塩焼きなどは、種類は見た目で分かるとはいえ、
味では鮮度がものを言う。

だから、その料理が価格に見合っていると感じられれば、
誰も文句は言わないでしょうし、クレームも出ない。
値段の割にはまずいと思えば、多くの客はもうその店に行かない。

無論、料理を美味しいと感じるかどうかは、料理自体の出来だけではなく、
どんな状態でお料理をいただくかという要因も実に大きく、
嫌な人やよく知らない人といっしょに食べることになったり、
雰囲気の悪いところで出されたりしたら美味しいももの美味しくなくなる。

親しい人たちといっしょに食事するのは愉しいので、
そこでの料理が格別まずいものじゃない限り、料理は二の次になることも。
何かのお祝いごとで集まるパーティに出掛け、
そこがゴージャスなレストランや雰囲気の良いお店だったり、
お料理の盛り付けも見た目に美しく食欲をそそるものであったりすれば、
それだけで満足する場合もあるでしょう。中には、
さすが阪急だわ、さすがオークラのレストランは違うわねなどという喜びを、
そこに感じる方たちもおられるかもしれない。
いや、そういう客の方が圧倒的に多い気もします。

だからこそ、今回の食材偽装問題は根深い。

偽装を誤表示だと言い張った御仁の真意も、
そこの根深さに連なっているように思われてならないので、その辺を、
ちょっと視点を変えて考えてみようと思いました。

ちなみに、上記の写真のエビの名は以下の通りです。

①いわゆる車海老 ②ブラックタイガー、和名はウシエビ ③サルエビ
④芝エビ ⑤バナメエビ

繰り返しますが、いすれも「クルマエビ科」のエビです。

関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 社会ニュース
ジャンル : ニュース

コメントの投稿

非公開コメント

Re: エビだけではありませんけれど・・・

> 高級ホテルだからと言うだけで変にありがたがる消費者心理

消費者や顧客は、その辺りのことをきちんと反省したいものですよね。
わたくしは、食材の偽装表示を援護するつもりはさらさらありませんけれど、
それはそれで法に照らして罰するなり指導するなりすればよいことで、
消費者や客の側にも当然求められるものはあると思っています。

購入する商品への知識もなく、ただ「信頼」して購入するなど、
通常はあり得ないこと。同様に、外でいただくお料理にしても、何の予備知識もなく、
ここは「有名だから」「一流店だから」というだけの理由で「信頼」するなど、
もうとっくに破たんしていることですよね。
過去における食品の偽装諸事件でわたくしたちは学んだはずです。
いつも申し上げているように自衛の意識が欲しいものです。


>このエビの写真ですが、参考にはなりそうです。

どうぞご参考になさってください。そして、お子様たちにも、
消費者として必要な勉強があるということ、
客として備えることが求められることもあるということ、
ぜひ、教えて差し上げて下さい。自由を標榜する欧米ではいまでも、
店が客を選ぶお店がたくさんありますから。

No title

 こんにちは。

 確かにエビの見分け方と言うのは消費者に難しいかも知れないが、そこをついた偽装工作では? です。高級ホテルだからと言うだけで変にありがたがる消費者心理も影響してますけど。

 エビに関しては国内で水揚げされたものでなく海外で養殖した、または海外から輸入したものが多いと言うけど、確かにスーパーでエビを見渡せばほとんどは海外産だからなんでしょう。

 このエビの写真ですが、参考にはなりそうです。

ブロとも申請フォーム

★リンクフリー

検索フォーム

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

★RSSフィード

QRcode

QR
管理人

月光院璋子

Author:月光院璋子
自由の享受を幸せと実感する人間です。相手の自由を尊重できる方は幸い。自由のために戦える生は尊い。
自由=愛です。

【Thank You】
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
いま、雪が降る
★お知らせ★
最新記事
Bookmark
月と遊ぶ
最近のコメント
★お花が好き♪
月別アーカイブ
ブログ全記事表示

全ての記事を表示する

ブログ内検索
新しい家族(=^^=)
いつでも里親募集中
★月光の下で
カテゴリー
★閲覧のBGMに・・・
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。