スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

食材偽装問題③・・・・消費者や客に求められるもの

本当に、食材偽装表示や産地偽装表示はあってはならないと、なくしていくべきだと、
本当に、消費者がそう思うのなら、以下の事は受け入れなければならない。

ホテルのレストランで数千円で食べられる車海老の料理や
数千円の価格で食べられる霜降りの国産牛肉ステーキのメニューはなくなる。
無農薬の産地直送の野菜料理はレストランでは簡単には食べられなくなる。
会社や祝い事のパーティで予算内で出してもらえる料理メニューも変わる。
予算に限りのある客は予算に応じた現実に直面する。

芝エビのチリソース煮は「芝エビのチリソース風」「バナメエビのチリソース煮」となる。いままでと変わらぬ料理のそれを、ランクが落ちるとかちょっと低級だけれど、などとと思ってはいけない。いままで、同じ料理を「美味しいね」「安いね」と言って喜んで食べていたのだから。
無農薬の野菜が全国チェーンのホテルなどで大量に仕入れられるとしたら、そこには生産者との間での資本提携などの背景がなければ無理だと考えたい。限られた量の供給に対して需要が高まれば、当然、その品の価格は安くはならないのである。

ということで、高級だの一流だのと称されながら、穴のあいたジーンズで入っていけるほど大衆化してきたホテルやデパートも、今後は真に生き残りをかけて進む道を選択せざるを得なくなっていくのではないか。

本当に高級というのはどういうものなのか。
高額と高級の違いは何なのか。
法的にも倫理的にも問題のないサーヴィスとは何なのか。

かつての「お客様は神様です」が「顧客第一主義」となった経営も、
結果平等を求めそれを良しとしてきた客の側も共に、
偽装が蔓延しているこの日本社会で、
その答えを出すことが求められている。

その結果、消費者や利用者である客は、
今後は「分相応」を求められて行くに違いない。
この「分相応」というもの、いまの日本人の多くが、
もっとも苦手とする意識や価値観かもしれませんけれど。


もともと、客は「神様」などではない。「お客様は神様です」という空文句は、
高度経済成長のあだ花のような言葉に過ぎなかったものであり、
客に求められるマナーや節度を失わせただけだったのではないか。
高級食材だろうと安く提供するのは当然よ、と。

社会が、偽装を許さず信頼を醸成していきたいと本当に願うなら、
インスタント食品とファーストフードで育った客はお断りしますと、
そういう正直な店も増えて行くだろう。

さて、エビの話に戻らせていただくと、
⑥太い円筒形で、全身が暗赤色で棘だらけの頑丈な殻におおわれ、触角や歩脚もがっしりしている20-40cm
イセエビ

この⑥は、外洋に面した浅い海の岩礁やサンゴ礁に生息する、
などと知らずとも、伊勢海老だということは多くの人は分かる(はず)。
この伊勢海老はイセエビ科に分類されているので、
クルマエビ科の海老とは異なりますが、大きさだけを取り上げるなら、
ブログの最初のページでご紹介させて頂いた
①のクルマエビのメスや
②のブラックタイガーの中にも変わらないものがあります。

そのせいなのかどうかは不明ながら、
高級食材というか高額食材となる伊勢海老のお料理には、
わざわざ殻を付けて出すものが多い。
その殻もお料理の一環であるかのように。

だから、虚偽表示や誤表示も起こりにくい、というか起こしにくい。
10cmの伊勢海老の料理を出されて万札を出すような客がいるとは思えない。

エビ料理に関しては、
目の前で生きたままのエビを使って目の前で料理しない限り、つまり、
生体のエビの模様がそのまま変わらないような、
クルマエビの写真の「塩焼き」のようなものじゃない限り、
客は、エビの種類はほとんど分からないとされますけれど、
そのお料理が美味しいかどうかは分かる!
そういう味覚だけは持ちたいものです。


世間を騒がせている料理の表示メニューと食材が違っていた問題で、
偽装表示を誤表示と言って抗弁する姿勢、
消費者や顧客に対して心から謝罪しない姿の背景には、
客の味覚に対する冷徹な目が、そこにあるような気がします。
そして、それは、恐らく当たっているのではないかと。


伊豆大島では、台風26号による土石流災害で、
まさに漁期を迎えた旬となるイセエビ漁が打撃を受けているそうです。
イセエビの住処の磯が、陸からの土砂で埋まってしまったためで、
地元の漁師の方たちは、
「五年は駄目だろう」「いや、元に戻るまで十年かかる」
とおっしゃっているとのこと。
こうした打撃を受けたところは、自然災害の補助金の対象外なのでしょうか。

地元では、「ごめんなさい。元町でなく、別の漁港で揚がりました」
港近くの土産物店ではこう断りながら客にイセエビを売っておられるそうです。
こうした姿に、皆さまは何を感じになるでしょう。

伊勢海老を買いに来られる客に対する誠実さというものは無論ながら、
バカにされることなどない客の存在というもの、つまり、
舐められることのない客という存在をも、感じさせられました。
そして、客が簡単に口にする「信頼」というものは、
それは言葉や看板ではなく、
こうした関係性の上にしか成り立たないものであるということも。

メニューと出された料理の食材が実際は違っていたという、
一連の業界に跋扈していた表示偽装問題を自らの問題として振り返った時、
偽装の原因がどうであろうと解決策は見い出していけるだろうと思います。
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 食に関するニュース
ジャンル : ニュース

コメントの投稿

非公開コメント

Re: 「お客様は神様」は死語

> この世知辛い世の中にあって、お客様は「頭でっかちなクレーマー」ですw

その頭はピーマン状態かも。(汗)

> なぜこういう風潮になったのか?みのもんた氏だったらなんと言うか?(ズハッと汗)

あの方、どこに消えちゃったのでしょう?(分からない汗)

> またの論考をお待ちしています。(^^♪

最近、政治ネタはつまらなくて社会問題も憂鬱なものばかり。
なので、その気になれなくて困っております。(虚しい汗)

「お客様は神様」は死語

この世知辛い世の中にあって、お客様は「頭でっかちなクレーマー」ですw
なぜこういう風潮になったのか?みのもんた氏だったらなんと言うか?(ズハッと汗)
またの論考をお待ちしています。(^^♪

ブロとも申請フォーム

★リンクフリー

検索フォーム

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

★RSSフィード

QRcode

QR
管理人

月光院璋子

Author:月光院璋子
自由の享受を幸せと実感する人間です。相手の自由を尊重できる方は幸い。自由のために戦える生は尊い。
自由=愛です。

【Thank You】
カレンダー
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
いま、雪が降る
★お知らせ★
最新記事
Bookmark
月と遊ぶ
最近のコメント
★お花が好き♪
月別アーカイブ
ブログ全記事表示

全ての記事を表示する

ブログ内検索
新しい家族(=^^=)
いつでも里親募集中
★月光の下で
カテゴリー
★閲覧のBGMに・・・
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。