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京都 「時代祭」(The Jidai Matsuri Festival)2013・・・(15)「中世婦人列ー(2)」(Procession of Ladies from the Middle Ages

中世婦人列の第二弾は、以下のお三方であります。


最初は、何と「淀君」
歩いてのご登場でしたので、スピーカーで紹介があった時、
思わず、えっ、と驚き「いてしまいました。


DSC04946.jpg
Lady Yodo,the wife of Hideyoshi,wearing a gorgeous robe. represents the extravagance which brought
about the splendid Momoyama culture.



かの天下人、太閤殿下の側室であり、かの信長公の姪御でもありまする。
かつ、秀頼の母君とあれば、まさか歩いての登場とは思ってもいなかったので。

唐織に刺繍が施され、染めや絞りなどの技術をもった桃山時代の
最高の外出着ということでの歩きなんですね。
桃山時代を象徴するような、実に、華やかな外出着であります。


お二人目は、藤原為家の後妻の阿仏尼


DSC04947.jpg
Abutsu-Ni was the authoress of the Izayoi-Nikki dairy (written in 1277). In this procession,
she wears the traveling dress which is mentioned in her dairy.



藤原為家は、かの藤原定家のご子息ながら、
歌人としては父ほどの業績を残したとは言えないようですが、
公家としては大納言まで上り詰め父親よりは出世したことになります。

それでも血は争えず、そこまで出世下にもかかわらず、
歌論や著作は多多ありますから、
やはり並はずれた才人だったのだろうなあと。
加えて、妻の作家活動にも理解があった殿方だったのではないかと。
彼の後添えながら、妻の阿仏尼は歌人で「十六夜日記」の著者。
出家した彼女がどういう縁で藤原為家の側室になったのか、
そのあたりは分かりませんが、歌の縁だったのではないかと。

けれど、彼女の「十六夜日記」は、為家の死後、
正妻の嫡男と我が子の相続をめぐり係争になった折り、
鎌倉幕府に訴えるために出掛けた折の旅日記。

歌を詠まれるような才媛でも、
こと息子のこととなると、
このような係争に身を粉にして関わるのですから、
今も昔も母親の情愛というものには、
なかなか難しいものがありそうですね。
殿方の庇護の下にある間はしとやかな女性でも、
相続問題となると牙を剥き始めるのかも。


なので、妻以外の女性との間にお子をもうけられた殿方は、
遺言で相続をどうにかしようなどというのは、
考えられた方がよろしいかもしれませんよ。



三人目は、こちら。静御前でありました。
御承知のように、源義経の愛妾だった美女です。


DSC04949.jpg
Shizuka-Gozen is famed as the tragic love of Minamoto Yoshitsune. Her attire is characteristic
of that worn by court dancers from the late Heian period onwards.



いきなりの登場でちょっと驚いたのは、静御前の前に、
常盤御前だとか、巴御前だとかも登場してもよいのに、
そう思われたからかもしれません。
御前ベスト3ということで。

白拍子姿の静御前は、いかにも京の都にマッチして、
しかも、後の悲劇を知る日本人の多くは、
彼女の名前と姿に涙を禁じえないかもしれませんね。
捕えられて鎌倉に送られたあと、
頼朝の前で踊ることになったとき、頼朝を激怒させたという歌、

  しづやしづ しづのをだまき くり返し
          昔を今に なすよしもがな


  吉野山 峰の白雪 ふみわけて
          入りにし人の 跡ぞ恋しき

このような静御前もなかなかの女人であります。
けれど、もし彼女も息子を持つ母親になっていたら、
阿仏尼のように係争も辞さない母親になっていたのでしょうか。


この時代祭では、平安末期の女人の舞台装束の一つとして、
水干を着けた白拍子姿での堂々たる登場でありました。


さて、次回は、やっと「鎌倉時代」であります。
いざ鎌倉ではなく、ああ、まだ鎌倉か!でありますけれど・・・・
という思いながら、意外と華やかな行列でしたので、
またまた、お楽しみに。
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