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京都 「時代祭」(The Jidai Matsuri Festival)2013・・・(18)「平安時代婦人列」(Procession of Ladies from the heian Period)

黒谷の金戒光明寺のシリーズをひとまず終えましたので、
秘密保護法案問題や猪瀬東京都知事の5000万円問題ではなく、
当地の秋の「時代祭」の続きをアップさせていただきますね。
なぜなら、目に麗しい画像なので。


PA220448 (2)

(巴御前の写真、ネットから拝借いたしました)

やはり登場しました。巴御前(ともえごぜん)!
前に、静御前が登場した時、
なぜ巴御前は出てこないのだろうと思ったものでしたが、
こちらの「平安時代婦人列」の方に入っていました。

巴御前(ともえごぜん)、
お若い方はご存知ないかもしれませんが、
木曽義仲という武将の愛妾だった女性で、
この時代に女人武将として有名だった美女であります。

★ご参考までにこちらをご覧になってみてください。⇒「木曽義仲と巴御前」


平安時代婦人2
(巴御前)

噂通りの華やかな鎧ですね!
美貌にして勇猛果敢な女武将と称された巴御前ですけれど、
こんな華やかな鎧を着て大型の弓と大太刀を自在に扱う馬上の武将が、
こんな美人だと分かれば、敵将もたじろいでしまうことでしょう。

畠山重忠という武将をして、
「かの者は女に非ず、鬼神にも勝る」と言わしめたと言われますが、
知勇兼備の武将として聞こえた武将が、
いかに手ごわいとはいえ、木曽義仲の愛妾を斬ったとあれば、
後世、殿方としての株はどうなったことか。

いまや、NATO軍にも兵士として女性が入隊している時代ですなので、
このような感想は逆差別になりそうですけれど、
当時はそうした時代ではありませんでしたから、
巴御前のように戦場に女性が武将として出てくるこることは、
ある意味、ルール違反だったのかもしれません。


その同じ時代を、美女ゆえに、
女として生き女として戦うしかなかったのがこちらの美女。
常盤御前(ときわごぜん)です。


平安時代婦人3 常盤御前
(常盤御前と子供たち)


同じように、殿方との愛に生きた涙を誘う女性といえば、
もう一人、「平家物語」の横笛も登場しました。


平安時代婦人4 横笛
(横笛)


かの建礼門院の雑仕女でしたが、
平重盛の家来である滝口入道(斎藤時頼)との愛を全うすべく、
出家した美女であります。


こうした「哀しい」女性たちによって彩られる時代ながら、その一方で、
この時代は女性たちの才能が文学において開花した時代でもあり、
その両横綱とされるのが、以下のお二人です。


平安時代婦人5


この御両人、紫式部と清少納言、よもや、将来において、
二人並んで行列に登場することになろうとは、
夢にも思っていなかったことでしょう。


平安時代婦人6 紫式部
(紫式部)

平安時代婦人7 清少納言
(清少納言)


紫式部 と 清少納言
何かにつけて比べられる二人ですけれど、

両者の作品比べでは、そもそも、
小説の「源氏物語」とエッセイの「枕草子」を、
安易に比べるというのはいかがなものか。


仕えた女主人も比べられますけれど、
一条天皇の中宮だった定子に仕えた清少納言と、
同じ、一条天皇の中宮になった藤原彰子に仕えることになった紫式部、
一人の天皇に二人の中宮、つまり、正妻が二人という異常事態なので、
彼女たちはただただ才能を見込まれて召され仕えただけであり、
比べることに無理があるような気がします。

こうした場合、何を比べればいいのか。
中宮への忠誠心なのか、中宮への教育の成果なのか。

いずれにしても、
かの「源氏物語」がいかに世界最古の小説であろうとも、
個人的には、紫式部より清少納言が好きなわたくし。


さて、この時代、忘れてならない才能ある美女がもう一人。
小野小町であります。
あまりに有名な美女なので説明は不要かと思われましたが、
一応リンクを貼らせていただきましたので、
ご用とお急ぎじゃない方は、クリックしてご覧ください。

ここ京都では、ミス小野小町なるものを選ぶ文化があり、
たまたま、今日のニュースで今年の小野小町の十二単姿の話題が報道され、
それほどまでに平安時代以降今日にあっても有名な才媛であることを、
改めて認識させられた思いでした。


平安時代婦人8 小野小町
(小野小町)


けれど、時代祭での小野小町の装束は、十二単姿ではありません。
この小野小町の装束には、目を見張らされますね!
十二単姿とはまた違って、何て、ゴージャスなんでしょう!


平安時代婦人9 小野小町
(小野小町)

歴史上、それほどまでの美女でありながら、
この美女もまた、晩年のようすがわかりません。
彼女ほどお墓が多い女性もいないのでは?


平安時代、今度は政治の世界にあってその名が伝わる女性と言えば、
皇族以外では広虫と称されたこの女性かもしれません。
かの和気清麻呂(わけのきよまろ)の姉君です。



平安時代婦人10 広虫


帝の都だったので、ここ京都では彼女の足跡があちらこちらにあります。
昔、どうして「広虫」「広虫女」(ひろむしめ)だなんて、
変な名前なんだろうと思ったものでしたが、
彼女は称徳天皇(孝謙天皇)に仕えた側近の女官で、
孝謙天皇が出家したときも一緒に出家したほど。
法名を法均といいましたが、あの宇佐八幡神託事件で称徳天皇の怒りを買って、
弟の和気清麻呂と共に流罪にあった女性です。

そのとき、ただ流罪にされただけではなく、
尼なのに現俗させられた上に、「狭虫女」(せまむしめ)という名に、
わざわざ改名されたほど。

以前にも書きましたが、この称徳天皇という女帝、
気に入らない相手となると、その名前を変える癖があり、
皇位継承争いで流罪にした姉妹の不破内親王に対しても、
わざわざ、厨真人厨女(くりやのまひと くりやめ)と改名しているんです。
意味は、台所で立ち働く身分の卑しい女、というところ。
凄いですよね~


平安時代婦人12
(広虫の行列)

ちなみに、彼女の弟の和気清麻呂などは、
別部穢麻呂(わけべのきたなまろ)に改名させられていました。ううっ

けれど、いずれも道鏡の即位を阻んだということで、
その後の歴史、帝の都たる京都にあっては、
覚えめでたい姉弟として記憶されているんですね。



平安時代婦人11 広虫の後の童女
(広虫の後に続く童女)


平安時代婦人13
(百済王明信の行列の前を歩いていた付き人たち。ピンボケ写真でごめんなさい!)


平安時代婦人列の最後の女性はこちら。
百済王明信って、誰?という方はリンク先をご覧ください。



平安時代婦人14



百済王明信、これ、「くだらのこにきしみょうしん」と読みます。
わたくしも趣味が古代史でなければ、まず、読めなかったろうと思います。
時代祭が平安京に遷都した桓武天皇ゆかりの祭ということで、
その桓武天皇の初恋の女性も登場するわけです。


平安時代婦人15 百済王明信
(百済王明信)


桓武天が請い求めた女性とのことですから、
きっと、きれいな女性だったのでしょう。
それにしても、こうして歴史を振り返ると、
わが皇室、皇族の歴史と南朝鮮との関係の濃さと血縁の濃さを、
思わないわけにはいかなくなりますね。

政治状況の転変は世の常ですから、それがどうであろうと、
ヘイトスピーチは慎みたいものです。

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テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

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No title

>編集テクに脱帽
と申されても、露出とトリミングくらいですから、ほとんど撮影時のオリジナル作品そのままです。絵の具やボカシをするなどの手を加えるのは邪道でしょう。その場合は別のジャンルの芸術作品であって、私はそういうセンスはありません。(^_^;)

まぁそんなことよりも私の写真は平凡過ぎます。元々センスがないから、勉強する時間がありません。ではでは。

Re: 了解しました。

ご指導に恐縮しつつ、感謝でありました。
ありがとうございます。

時代祭の写真は、もう、見るのも冷や汗ものでございますけれど、
編集ソフトでもやってみたものの、
土台、元々の写真が酷過ぎて、
調整がうまく出来ないまま掲載した代物でございます。
ご容赦くださいませね。

それにしても、閑話ノート様のブログのお写真、
毎回、きれいだなあと感心し眺めさせていただくたび、
気持が良かったのですけれど、編集しておられるとは露思わず、
写真の腕とカメラの性能が相俟ってのお写真だと思っておりました。

編集テクに脱帽でございます。

> それから画像を貼り付ける留意点としては、センタリングが見た目にいいかもしれません。


やはり、その方がよろしいのでしょうか。
性格ゆえか、左に寄せて整える癖が抜けません。(困った汗)

画像の横に文字・文章を表示するやり方も、
以前、試みたことがございましたが・・・・、
面倒で止めてしまいました。(駄目なワタシ汗)

お越し下さる方のために、
さらに精進して参りたいと思います。
今後とも、忌憚なくご意見をお聞かせ下さいませ。
よろしくお願い申し上げます。m(..)m


了解しました。

デジカメからPCに取り込んだあと、ピクチャのWindows Liveフォトギャラリーである程度編集が可能ですね。撮影が完璧じゃなくても修復・調整ができる。ご承知のとおり、トリミング、ノイズ除去、色、露出の調整、傾き調整などです。

その画像をブログテキストに貼るには、私は先ずWindowsのペイントを利用し好みのサイズに変更します。特に画像を複数貼り付ける場合はサイズを統一します。このほうが見た目のレイアウトがすっきりするからです。画像編集ソフトはいろいろありますが、ブログ程度ならペイントで十分でしょう。

それから画像を貼り付ける留意点としては、センタリングが見た目にいいかもしれません。私が最近多用するのは、画像の横に文字・文章を表示するやり方です。読者がスクロールをドンドンする手間を省くことと、文書作成画面の密度をあげて文字や画像をすっきりレイアウトさせる効果があります。他には文章に画像を回り込ませる方法もあります。いずれもブロガーの好みで決めればいいでしょう。きれいな画像で訴求するなら画像を中央揃え。文章力で勝負するなら画像を小さくして右詰か左詰めにし、空いたスペースには文字を入れてゆくなどですね。

感性豊かな璋子さまのことですから、ネットでいろいろ研究なされて少しずつよいところを取り入れてゆけば、オリジナルなブログが完成するでしょう。さすればブログ・ライフをもっと楽しむことができると思います。長々と失礼しました。

Re: 続けてください。

当地の時代祭、ご自宅でゆっくり眺めて楽しんで頂けるとしたら、
本当に望外の幸せでございます。
閑話ノート様のお言葉を何よりの励ましとして、
残りの行列の掲載を頑張って続けて参ります。

お尋ねの写真の件ですが、以前ちらっと、理由を書いたのですけれど・・・、
やはり、いやでも気になる出来具合でよね。(相当の不本意汗)

実は、このとき、わたくしのカメラの充電器が不調で、
突然、写真を撮れなくなった次第でした。
(その後、修繕に出して、いま絶好調かなと)

そのとき、行列はまってはくれず、
携帯のカメラに切り替えたのですけれど、
携帯カメラはシャッタースピードが遅すぎてどうにもならず、
そこで、離れたところにいた娘から急ぎカメラを借りて、パシャ!
娘のカメラの設定モードを確認する間もなく、でございました。
その後、すぐに娘のカメラの設定を確認し、
とりあえずの変更をしたのですけれど、
行列はどんどん進んでいきまして・・・(大慌て汗)

急ぎ撮った上段の巴御前の写真、わたくしも
出来ることならアップしたくなかったのでありまする。
酷い写りながら、巴御前を前から見た写真はこれしかなく(諦念汗)、
せめて、巴御前のイメージをぼんやりとでもお伝えできたらと思い(奉仕汗)、
不本意ながらアップさせていただいた次第でございます。

本当に、お見苦しくて申し訳ありません。



続けてください。

そういう意味でコメントしたのではございません。自宅に居ながらにして時代祭を拝見できます。それに璋子さまの寸評が記されている。だから楽しく往時を偲ぶことができるのです。

ところでどうでもいいことですが、一点問い合わせさせてください。画像によって露光にバラツキがあるようにお見受けします。このページですと、上段の巴御前の写真はレンズに光が入り過ぎていますね。露出を絞ってもう少し陰影を出したほうがよろしいのではないでしょうか?モードダイアルを全自動にしているのか、マニュアル露出なのか知りませんが…。

貴ブログを拝見する側から申しあげますと、この時代祭シリーズの特徴は、何といっても服装の華やかさと行列に参加される皆さんの表情を食い入るように眺めることができることです。なので豊富に掲載される画像と文字数を極限まで絞り込んだ寸評がこのブログの価値をより一層高めるものと思います。過去記事も微調整と編集をされれば、コンスタントに閲覧件数を維持するでしょう。以上、勝手な感想を述べさせて頂き失礼しました。

Re: 華やかな列に参加の女性たち

> この列を見学するだけで満足しました。

とのお言葉、何よりのお言葉であります。
もういい加減、こちらも飽きてきた時代祭なので、
ご覧くださる方もさぞかし、と思っておりましたので。

時代祭の行列、そろそろ終わりかな~と思って写真を眺めたところ、
まだまだ続くんですよね・・・(秋秋汗)

華やかな列に参加の女性たち

う~む。今までいろいろな列を拝見しましたが、私は平安時代婦人列が一番いいですね。この列を見学するだけで満足しました。(^'^)

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