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京都 黒谷 金戒光明寺(5)・・・二代将軍秀忠の正妻となった「お江与の方」の御台墓

P1019685.jpg


三重の塔を目指して歩いて行くと、
石段下にある蓮池の上に極楽橋という石橋があり、


PB269712.jpg



その石碑の横に、こんな立て札がありました。



PB269709.jpg


ああ、ここがそうだったのかと。
熊谷直実はこの光明寺の法然を訪ねたのか、
ここだったのか・・・・と。


ということで、


三重の塔に行く前に熊谷直実の墓参りをしたいと思いました。といっても、
その墓地がどこにあるのか、
案内板のようなものは見当たりません。

仕方なく先に進むと、目も前に、
戦国時代の三姉妹の一人として有名になった「お江」(おごう)の墓の案内板が。

信長公の妹のお市の方と浅井長政との間に生まれた三姉妹の次女、
徳川二代将軍秀忠公の正妻お江与の御台墓の案内板でありました。

お江与のお墓は東京の増上寺にあるはずで、
なぜ、ここに供養塔があるのだろうと。


PB269715.jpg

PB269716.jpg

PB269717.jpg


この御台墓は、お江与の追善供養のために春日局が建立とありました。
ああ、そうだったのかであります。

お江与の逝去が寛永3年、その後、
三代将軍家光の乳母だったお福(春日局)は、
大奥を仕切るだけでなく家光政権において、
絶大な権力を保有していくのは、ご承知の通りです。
昔、NHKの大河ドラマで「春日の局」がありましたっけ。
故大原麗子さんの主演でしたね。

お福と将軍の生母であるお江与との確執は、つとに有名ですけれど、
お江与のこの追善供養の塔の建立年が寛永5年とあり、
調べてみて、思わず、唸らされました。

春日局は家光を支えていく上でお江与の霊力をも恃みたくなるほど、
政権の安定化のために出来ることは何でもするという決意を新たにし、
それを表明したのだろうと思われたからです。
必ずしも家光支持派ではなかった政敵たちに対し、
どんな手段を講じても戦う構えを示したのだろうと。


ちなみに、春日局の墓所は、京都ではなく、
東京都文京区の麟祥院にあるとのこと。
狩野探幽が描いたとされる春日局の肖像画、いつか見たいものですが、
麟祥院(りんしょういん)は、臨済宗妙心寺派の寺院。

お江与の追善供養塔がなぜ、ここだったのかと言えば、
将軍家の菩提寺である芝の増上寺が浄土宗だからで、
ここの三重の塔も二代将軍秀忠の追善供養のために建立されていることを、
初めて知りました。

この後、二百数十年も続くことになる徳川幕府にとっても、
常に意識しておかなければいけなかったのが、
帝のおわす京都の動静だったことを思うと、
宗祖ゆかりの寺院や各宗派の本山のある京都での追善供養というのは、
なかなか意味深ですね。



PB269720.jpg


ということで、
三重の塔を目指して先に進みたいと思います。


PB269795.jpg


石段の両脇深く、黒谷の丘陵部に広がっている墓地の光景には、
なかなかに心奪われるものがありました。


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テーマ : 仏教・佛教
ジャンル : 学問・文化・芸術

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非公開コメント

Re: いつも4時起きです。

大阪さん、こんにちわ。今日は早起きされたとのこと。
わたくしは春から秋にかけてはだいたい4時起きですが、
冬場になると5時起きです。たしかに、真っ暗ですよね。(笑)
目覚まし時計はなく、ひとりでに目が覚めます。
メールとネット配信記事を朝のうちにチェックする癖が抜けないのかもしれません。

ところで、わたくしからのメールが5:08とあったとのこと。
ブログのコメントに返信すると、自動的に、
大阪さんのところにメールがいくのでしょうか?(無知汗)
そうだとしたら、驚かせてしまいましたね。すみません。

さて、安倍政権、

> そういう目で、安倍政権の支持率の推移を見ると、
> やはり着実に終わりが始まっているように感じます。

発足後の推移を眺めるという視点、
丁寧な観察と分析が求められますけれど、なるほどと思いました。

> 鴨長明の「方丈記」、「うたかた」のくだりや、
> 「平家物語」の「祇園精舎」のくだりを思い出します。

石破幹事長発言にはドキリとさせられましたが、
いかなる政権もその命運が危機に陥る1つは、
政治家に謙虚さが失われる時・・・
安倍政権には、このことを肝に銘じていただきたいものです。




No title

今日は久しぶりに5時起き。真っ暗でした。
ふと月光院さんのメール時刻を見ますと
05:08とある。いつもこんな早起きですか?

安倍内閣の支持率、確かにまだ高い。
国民意識の到達点です。
歴史の本を読んでますと、遅々として変わらない
側面と、しかしかなり長いスパンで見ると
確実に変わっている面が確認できます。

そういう目で、安倍政権の支持率の推移を見ると、
やはり着実に終わりが始まっているように感じます。

鴨長明の「方丈記」、「うたかた」のくだりや、
「平家物語」の「祇園精舎」のくだりを思い出します。


Re: 政治への憂いと希望

> それにしても、今回の安倍暴走に対して弁護士会、tvキャスター、岩波をはじめ週刊誌を含出版・編集者、山田洋次・宮崎駿・藤原紀香、菅原文太などの映画・演劇関係者のがんばりに、日本も捨てたものではないと思いました。

仰せの皆さまの「頑張り」を残念ながら拝見(拝読)してはおりませんが、
いかに国民の期待を担って政権に就いた安倍巨大政権でも、
その法案提出の主旨がいかに国民のためのものだという認識であろうとも、
やり方を間違えてはいけないですね。今回のやり方は、
良識あるはずの保守政党とはとても思えない、
忍耐の足らない性急さを指摘せざる得を得ないもので、
説明責任に欠けたやり方でした。

急がねばならない背景を危惧しております。


> 世論も法案の内容ややり方、に7-8割が懸念または反対。安倍内閣の支持率もも10%ばかりダウンしているようです。

10%ダウンしでも38%強の支持率があるということです。
決して低いとは申せません。
だからこそ、安倍政権は、国民に対して、
本人が考えている以上により丁寧な説明責任があるということを、
総理にはご自覚いただきたいものと切に願っているのです。
政治がやっと安定してきたと期していただけに、
手法の拙速さと短兵急は、政治の不安定を生みます。

急がねばならない理由があるのであればなおさら、
政治と政治家には安定した胆力が求められるはず。

無益な離党騒ぎと支持を得られない新党騒ぎで、
そうした国民の思いがかすんでしまいました。


政治への憂いと希望

酔客のような拙文に、ご丁寧に返信頂き恐縮です。
いつも情理整った文章を感服して読ませてもらってます。

今国会の秘密保護法に津入れは、その内容と強行の両面で怖さを感じます。私は自民公明の与党に全く理性の歯止めがきいていない、保守なりの良識はどこに行ったのかという意味で「鯨の集団浜打ち上げ」と表しました。

一方の、みんな、維新、民主などの動向を見ていると、全く筋も一貫性もない右往左往に終始。終わったとたんに、離合集散騒ぎ。こららの党はもともと自民党から派生した議員が多く、選挙ごとに風を求めて渡り歩く習性を持った人々の集まり。機を見るに敏です。その意味で、船中のネズミが、地震を敏感に察知して陸に上がる習性にたとえました。私の持論ですが、反戦や民主主義に関して共産党の専売特許にしておいていいのか、とつくづく思った次第です。最後参院では野党がそれなりにしk頑張ったけど、最初からぶれず筋を通して居れば、阻止できたと悔やむばかりです。

それにしても、今回の安倍暴走に対して弁護士会、tvキャスター、岩波をはじめ週刊誌を含出版・編集者、山田洋次・宮崎駿・藤原紀香、菅原文太などの映画・演劇関係者のがんばりに、日本も捨てたものではないと思いました。世論も法案の内容ややり方、に7-8割が懸念または反対。安倍内閣の支持率もも10%ばかりダウンしているようです。

Re: 政治動向を憂えます。

おはようございます。
大阪さんのご丁寧なコメントを拝見し、朝からお話したくなりました。
昨今の政治動向を憂える思いは、わたくしも同じでございます。

特殊秘密保護法も通過してしまいましたが、
あの国会でのあの様子では、会期を延長したところで、
何かが変わるとも思われず、はなはだ不本意ながら、
国会での審議の期間中に国会前に集まっていた百人にも満たないと
思われた方たちの、その抗議内容にも賛同しかねました。

どうして日本の国会というところは、
まともな論議や審議、質疑応答が出来ないのか。
杓子定規な固定的な思い込みによる質問では、
質問を受ける側も織り込み済みでしょうし、
言葉足らずの返答に、鬼の首でも取ったかのように騒ぐだけでは、
この法案のどこをどのように修正したら良いのか、
国民には分からないままだったろうと、
野党の態度や能力にはいよいよ失望を覚えました。

国会なのですから、たとえ通ってしまった法案でも、
不備な法律に対しては改正案を提出すべきでしょう。


こんなことだから、政治を憂えるばかり。
そんなときの黒谷の墓地訪問は、なかなか心が落ち着きました。
大阪さんも足を運ばれていらしたのですね。

大文字の日では、日中さぞかし暑かったことでしょう。
あれほど広範な墓地ですから、何度行かれても
迷ってしまわれる方も多そうですよね。
偶然だったのですけれど、当日、山崎闇斎とか竹内栖鳳とか、
思いがけないお墓をいくつか発見いたしました。

でも、やはり、会津墓地ではいろいろと胸に迫ってくるものがあり、
おっしゃるように、当時の歴史に思いを馳せて考えさせられて参りました。
鳥羽伏見の戦い、上野山の戦い、戊辰戦争、函館戦争と、
この国を同じように案じていた同じ国の者同士であれほどの血を流すなど、
避けようと思えば避けられたのではなかったか、と。
あれほどの辛苦を舐めさせた悲劇の果てに近代国家を達成し、
富国強兵という選択をせざるを得なかった時代だったとはいえ、
国は国民を幸せにする道を模索する好機はあったはずだと。

国土が廃墟に化した戦争に突入した責任は、
いったい誰にどこにあるのだろうという思いは、
国会がまったく審議の名に値する場になっていない責任は、
いったい誰にあるのだろうという問いに通じるものがございます。

安倍政権が取り戻そうとしているものが何か、
経済や外交や教育に関しては推察できますけれど、
目指すものに観念的なところがある分、やはり心配ですね。
政治は、歴史につながる現実であり、結果ですから、
方法を間違えてはいけないと。
短気を起こすようではだめだと。

このブログでアップさせて頂いているシリーズで、いま、
京都の風物詩になっている三大祭りの一つ「時代祭」を掲載中ですが、
もう少しで終了するこの「時代祭」シリーズでは、概略的ながら、
日本の歴史を俯瞰していただけたらと思って参りました。

古代の律令制官僚貴族的マインドとでもいうようなものが、
明治で復興し、戦時中に惨いまでの威力を発揮し、そして、
今に至る官僚制の中でも脈々と生きていることを、わたくしなど、
この「時代祭」を通して痛感させられ、そのルーツについても、
いろいろと学んでいるところです。
知るということは、自衛も含めて戦う上での最良の武器ですから。

ところで、年末恒例となった観のある新党と政界再編という言葉、
正直、もう飽き飽きして憂さが増すばかりですけれど、
大阪さんは期待しておられるのでしょうか。

No title

私が黒谷の墓地をたずねたのは、大文字の日。
ついでというと死者に大変失礼なのだが、
火がつくまで、相当時間があったので、
尊敬する先輩の墓に参った次第です。

何回か、来ているのに、なかなか見つからない。
痴呆が来たかと、思いながらひたすらあの急な階段を
行ったり来たり。そのときに遭遇したのが3姉妹ゆかりの墓。
月光院さんの写真を懐かしく拝観させて頂きました。

墓参を終えて、下るころは真正面に熱い西日。
あせだくだくで降りて行き、おーいビールと叫んでも
まだそんな店は開いてない。小さなたこ焼き屋さんに行き着き、
ありつくことができました。まるで救世主に出会った心境でゴクン。

黒谷には、「賊軍」会津の墓もあります。鳥羽伏見の戦争に敗れた
兵士たちの墓である。黒谷の墓地には敵味方入り交じって収まっている。龍馬の土佐は薩長をまとめ、幕府の政権奉還に一役を果たしたが、
薩・長・公はクーデターで復古政権を樹立、幕府側を挑発し血塗られた戊辰戦争に突入。同盟・無血開城の試みはついへ去り、薩長という排他的政権となって行きました。そして、あの無謀な戦争で全てを失う。

一体明治維新とは何だったのか、そこにかえって、これからをじっくり見定めないと、とつくずく思います。何を「取り戻す」のか、何を「改革」するのか。まるで、鯨の集団打ち上げ、自信を察知して逃げ出してはまた集まるネズミどものような昨今の政治動向を憂います。長々と住みません。

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