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京都 「時代祭」(The Jidai Matsuri Festival)2013・・・(19)「延暦時代」(Enryaku Period)-(1)

延暦0


平安時代婦人列の後に、
延暦時代という名称の行列になりましたので、
延暦時代って平安時代と違うのか!?
と思われた方もおられるのではいかと。

ここでいう延暦時代というのは、782年から806年までの、
いわば、平安時代前期というものになります。


延暦1


782年というのは、延暦元年にあたり、
日本史の年表をご覧いただくとお分かりのように、
光仁天皇が皇太子山部親王に譲位され、
この時代祭りの主人公、桓武天皇の治世が始まった年にあたり、
806年は、その桓武天皇が崩御された年になります。


この頃、天皇の皇位継承をめぐる争いが絶えなくて、
この年も氷上川継の乱(ひがみのかわつぐのらん)というのが起こっており、
即位したばかりの桓武天皇も前途の多難さを感じられたことでしょう。
ほどなく、平城京から長岡京に遷都。

ところが、今度は、長岡京造宮長官として尽力していた藤原種継が暗殺され、
この男を側近として信任していた桓武天皇は、ブ千切れてしまいます。
★リンク先は、その暗殺時の様子が小説風に再現されているので、
ご存知ない方は是非クリックしてご覧になって見てください。

事件に連座していたとして弟の早良親王を廃太子し淡路へ配流。
えん罪だった早親親王は抗議のハンストを決行してなくなったために、
この親王の怨霊が後の平安京で大暗躍することになるわけですが、

奈良を捨てて新都を作ろうとした桓武天皇への反発は、
相当に大きかったということでしょうか。
いつの時代も既得権益層というのは、やることが同じなんですね。


延暦2


長岡京の都の造営がとん挫して桓武天皇ですが、
思うような政治を行うには、奈良との決別をするしかなく、
新都造営を諦めきれなかった。
そして、復権した和気清麻呂や藤原氏族ら、新興勢力の支援によって、
794年、とうとう、いまの京都への遷都を決行。
鳴くよウグイス平安京の始まりです。

平城京の造営に奔走した藤原小黒麿らもまた、
決して理想を持って奔走したわけではなく、
平城京で歯既得権益層ががっちり権益を固めているので、
新興勢力にとってはそこで利は見込めない。なので、
自分たちの勢力基盤でもあるいまの京都への遷都を進言したのでしょう。

新興形の企業が政権中枢に接近しようとするのと、
これまた同じですね。けれど、この平安京遷都の場合、スケールが違います。
特定の財閥系の一族が新しい首都の造営費用を負担し、
新首都を作ってしまうんですから。
今の時代、仮にオールゼネコンの総力を挙げても、
このようなことは出来ないですね。


延暦3
(行列の冒頭の「貝役」と呼ばれる兵たち)

延暦5
(行列冒頭の「太鼓兵士」と呼ばれる兵たち)

延暦6
(そのあとに、「盾兵士」と「矛兵士」が続きます)


この延暦時代、日本のその後の形が決まるような大きな出来事は、
京都への遷都による政治の刷新が図られただけではなく、
東北が武力によって制定された時代でもありました。

東北制定の勅命を受けた征夷大将軍が坂上田村麻呂でした。

この「延暦時代」の行列は、まさしく、
その坂上田村麻呂の行列の再現なのです。

つぎのブログで、
その武官の装束の様子を見ながら、
この時代を振り返ってみたいと思います。
何と言っても、その後の日本という国家の形がこの時代に決まったのですから。

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