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京都 「時代祭」(The Jidai Matsuri Festival)2013・・・(23)「神饌講社列」(Procession Carrying Offerrings of the Deities)

Procession Carrying Offerings to the Deities

Participating in this procession are members of the Kyoto Restaurant Association whose task is to make various offerings at Heian Shrine. Their costumes are worn specially for giving offerings.


神せん1


いよいよ、本当にいよいよという感慨ですが、
やっと、祭事にたずさわる行列がやっと姿を現しました。

ということは、この時代祭の行列も終わりに近づいたことを意味します。
ここまでお付き合いくださった皆様、
もうじきこのシリーズも終わりますので、
いましばらくお付き合いいただければ幸いです。

さて、冒頭の騎馬上の人物は、「前駆」と呼ばれる神職であります。


神せん2


これから登場する行列を「神饌講社列」といいます。
これらの行列を再現しているのは、
何と、京都料理組合の皆さまとのことでありました。
時代祭への力の入れ方は、かように、
ここ京都では半端じゃないです。
まさに、半端ない、凄いなァであります。


冒頭の「前駆」の神職に続く本列では、供奉長を先頭に、
神前にお供えする神饌唐櫃(神様にお供えする食事が入ったお櫃)が登場し、
そのお櫃を担ぐ二名を囲むようにして、
浄衣姿の「膳手(かしわで)」6名が同行。


神せん3


この上の(↑)写真が、浄衣姿の「膳手」の方です。
さすがに清潔感あふれる装束です。

この時代、天皇の食事関係を司るところを内膳司といいましたが、
古代、まだ天皇が大王(おおきみ)と称されていたころ、
大王の食事を担当した氏族は膳氏という氏族でした。

景行天皇が東国に行幸したおりに、
安房国で膳氏の始祖とされる人物が天皇に蛤料理を献上して以来、
この氏族天皇の御食(みけ)を供するようにということで膳臣を授けたと、
言われていますが、そういえば、
聖徳太子が最も愛したとされるお后はこの膳氏の娘でした。

膳部菩岐々美郎女(かしわでのほききみのいらつめ)ですが、
聖徳太子発病後、一心に看病されて亡くなった后です。

山際涼子さんという漫画家の「日出ずる処の天子」という作品では、
この菩岐々美郎女は重度の知的障害をもつ少女として描かれています。
そういう女性でなければ、聖徳太子こと厩戸皇子は、
心が休まらなかったという解釈でしたけれど、

彼女の実家の財力は相当なものだったようですから、
内膳司を独占していたとされる膳氏の本貫地若若狭国や、
国司を世襲していたとされる志摩国などは、まさに、

古代からこの平安時代まで御食国(みけつくに)でした。

さて、話を「時代祭」に戻しますね。


神せん5


その後に、正副御饌長と呼ばれる礼装姿の人物が騎馬姿で続き、
彼らのあとに「供奉」とよばれる従者たちがぞろそろ従ってきます。


神せん6 供奉

神せん7


これら水干姿の「供奉」たちが大勢続くのですけれど、
水干という言葉も、
なかなか興味深かったです。というのも、

水をつけて貼っただけの彼らの衣装と違って、
高貴な公家官僚たちの衣には糊が貼られていたのだとすると、
米粒を水で練って作られていた糊というのは、
神饌の延長上にあったものとなるので、
浄化を意味したのではないかと勝手に想像。

それにしても、神饌!

京都の下鴨神社で古代の神饌のメニュー祖を見たことがあり、
また、奈良のホテルでも、
飛鳥時代の朝廷で食されていた料理メニューを見ましたが、
現代のわたくしたちが想像するよりずっと豊かで、
特に、飛鳥時代の朝廷食などは充実していて、
いまでいうところのグルメ料理ともいえる内容だったことを、
ぼんやり思い出された次第でした。

ちなみに、この平安時代、朝廷に貢物として出された食材は、
今日でいう所の高級食材もたくさんあって、料理もそれに応じて、
生のアワビ、蒸したアワビ、は言うに及ばず、
さざえといった貝類は無論、生鮮の鮭などの魚類、若布やもずくもの海藻類、
それに、ワサビさえ、御贄として納めることが定められていました。
海の幸、山の幸が、年中、届いていたというわけです。

温故知新、日本の食の贅は税でもあったんですね。


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