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震災時の「率先避難者」(1)・・・和歌山県串本町の心構え

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東北大震災から3年を迎えたということで報道された特集番組の中で、
思わず見入ってしまったのが、この和歌山県串本町のある幼稚園での試みの紹介番組でした。

何と、震災時の避難訓練を「毎日」実施しているのです。
毎日!!!です。それで思わず見入ってしまいました。


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避難訓練だからといって、参加することに意義があるといった退屈さなど皆無。


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子供たちは、先生の合図で、やりかけのことがあっても、
「迷うことなく」「一斉に」「躊躇なく」避難先の山を目指して走り出しました。

なぜ、避難所を目指してそうした行動が出来ているのか。
その子供たちの声をご紹介すると、


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鉄は熱いうちに打て、ではありませんが、小さな子どもたちの命を守るには、
自分の命を自分で守ることができるように訓練することがいかに、
実行性と実効性を高めることにつながるか。
それを、まざまざと見せられたように思いました。

「なぜ、毎日なのか」と問われれば、
「だから、毎日なのだ」ということです。

走る、気をつけて走る、山に向かって走る。
長い石段を上る、駆け上がる、出来るだけ早く、です。
そして、全員が津波が来襲するまでに山頂の避難所に着くまでになっていました。


この訓練を指導してこられた先生の言葉がこちら。


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というのも、この地域は、東南海大地震が発生したら、
数分後には高さ17~19メートルの津波し、幼稚園を飲み込むと予想され、
この警告に対して現実的な対応をしなければ子供たちを守れないからです。

だから、先生は子供たちの命を守るために、決断された。


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あのマグニチュード7とも8とも9とも記録された大地震が、
いかに千年に一度というものであったとしても、
地震直後の津波に対する警戒感があまりにも「避難訓練的」だったために、
多くの犠牲者を出してしまった宮城県石巻市の大川小学校で起こったような悲劇を、
繰り返さないためにどうすべきか。どうすれば津波から命を守れるか。命を守らせることが出来るのか。

これは、津波の警戒区の住民にとっては共通の教訓のはず。

地震直後に幼稚園や小学校と連絡が取れず(地震直後に電話がつながらないのは常識)、
子供たちが避難したのかどうかも分からないまま、
迎えに行く必要があるのかないのか判断することが出来ずに、
車で子供を迎えに学校に向かう途中で津波に襲われて亡くなった方たちが多かった悲劇を、
どうすれば防げるのか。この3年間で、地域や学校や幼稚園や家庭で対応策を考えたのだろうか。


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大川小学校の悲劇を繰り返さないためにどうすべきなのか。
町の人々の現状を踏まえて何が出来るのか。

というのも、この串本町も少子高齢化が進んでいる町で、
住民の方たちの中にはこうした意識の方たちが少なくないからです。


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気にはしつつも、だからといって、具体的に対応策を考えているわけでもない住民の方たちは多い。
そして、イメージできることは、普段の自分たちの様子からして、


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高齢だから、体が思うように動かないから、病気だから、一人住まいだから、


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その時はその時だわね、諦めるしかないわね、と口にする。


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この「(津波で)としても、そのときは自分ひとりじゃないし」という心証は、
高齢者だからでも、持病をお持ちだからでもなく、思考停止だからなのではないか。

だとしたら、お説教しても駄目で、命は大切になどと語っても無駄なのである。

けれど、津波で「死ぬのはあなただけ(かもしれない)」となると、
そういうイメージが出来てくると、人は変わる。津波で死んでなどいられない。怖くなる。
そこで、思考が働き始める・・・・津波で私一人が死ぬなんてことにならないように。


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串本町の幼稚園の先生たちは本気である。
町内の思考停止状態のご高齢者や病気の人、体が思うように動かないという人たちや、
死ぬ時は皆いっしょだろうと口にする一人暮らしの方たちに説教をしない代わりに、
子供たちに裏山の避難所まで走らせる避難訓練を、毎日、実践しておられる。

震災後、初めて目に前が明るくなる報道でした。
次回、串本町の小学校の避難訓練の取り組みをご紹介させていただきますね。


★3月21日より留守をしているため、時事性のない記事のみを予約投稿させていただいています。
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テーマ : 地震・天災・自然災害
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