FC2ブログ

京都の住宅の不思議(5)・・・「あじき路地」

あじき路地3
(写真が見つからないので、ネットから拝借しました。時代劇に出てくるような長屋の現代版といった感じ)


京都市内には、空家となっている町家が2万件あると言われています。

売却中のものは、立地のせいなのか結構高額な物件が多いですが、
雑誌の写真に出てくるような京都情緒いっぱいの町家ばかりではありません。
他県から見れば、老朽化した廃屋のような家屋も少なくなく、
それがなぜ高額なのか、不思議。

古いだけではなく震度5強の地震で倒壊しそうな家屋の場合、
立て替えるにしても、建築制限がてんこ盛り。

立地が良いから高額という理由は必ずしも妥当ではなくて、
いまにも崩れ落ちそうな町家も数千万円の値段が付いていたりします。
どうひいき目に見ても、買い手が付くとは思えないものも少なくありません。
京都と言う付加価値のせいでしょうか。(汗)


けれど、こうした町家、空家のまま放置していては、防災上の問題も起こります。

ということで、市が音頭をとって、空家の町家の有効利用法が話し合われまとめられた例もあり、
その一例である「あじき路地」と呼ばれる小公路など、
いまや観光地になっている町家の長屋も現れました。


AJIKI ROUJI


京都市内で活躍する若いアーティストたちや職人志望の方たちの共同長屋風になっていて、
京都らしいステキなカフェもあります。新しい町家の並ぶ小公路として生まれ変わった成功例ですね。

住居の中は耐震工事が施され、リフォームも自由。家賃も格安。ただし、
アーティストたちは30半ば頃までには自立して出ていかなけれなならないとのこと。
京都で暮らすきアーティスト支援事業にもなっているわけで、
いま、こうした事業が京都市で推進されていますけれど、
いろいろなアイディアが結集されると面白い事業になりそうです。

アーティストたちを対象とするものばかりではなく、
学者や研究者志望の若い人たちにも、こうした支援事業の枠を広めてはどうか。
本をたくさん持っている研究者なら、火事は起こさないはず。

また、若い人たちを対象とするものばかりではなく、子育てを終えた主婦の方たちの起業支援や
退職して新たにボランティア活動を始めたいという方たちも対象に考えてはどうでしょう。
元弁護士だの元公認会計士だので隠居されておられる方たちで、
まだまだお元気な方たちだっておられるんですから、

法律無料相談小路、という路地ができたら面白そうですよね。


あじき路地2
(写真が見つからないため、あじき路地のネット上の写真を拝借。外からは想像が付かないような中の作り!)


女性たちの潜在能力にもおそるべきものがありますから、
主婦の趣味などというレベルを超えたものだって、少なくないし、
染色や織りなどの京都の伝統工芸技術を持った中高年の方たちの潜在能力を開発すべく、
対象を広げてほしいものです。安倍政権も力を入れたいと言っているのですから。

空家のままでは防災上も景観保全上も問題ですし、
売り家にしても買い手はつかないのですから、市から助成金が出る事業なら、
町家の所有者も助かるのでは?


市でもべつべつ部署で企業や事業支援の予算をつけるのではなく、
思いきった部署横断的な事業としてやってもらいたいですね。
そうなったら、わたくしも借りたいなあ・・・・

テーマ : 京都
ジャンル : 地域情報

京都の住宅の不思議(4)・・・・連棟式住居の塀の場合

P3120974.jpg


P3120975.jpg


P3120976.jpg


上のそれぞれの写真は、実は、連続写真なんです。
住居がお隣とくっ付いている、いわゆる連棟式のお住まいですが、
お庭のあるケースの塀のお話です。

ここは、建築制限がかかっているエリアのため、
自宅の土地の塀であろうと、ある程度、周囲との調和を求められるので、
東京で問題となった漫画家のお住まいのように斬新なマイホームどころか、
真っ赤な塀だの新素材の鋼鉄製の塀だのといった好き勝手な塀は、まず、
作ることはできないようになっています。

他県から来て京都に住まいをお探しの方は、エリアによっては、
町内会とのお付き合い以外に、京都の町並みを保存するという意識も求められるので、
戸建の住居を探される場合は、注意が必要ですね。

ちなみに、そのエリアというのは、世界遺産となっている神社仏閣のあるエリアを始め、
京都市指定の重要文化財となっている神社仏閣のあるエリアとなるので、
市内中心部は、まず、マイホームの新築、改築で好き勝手はできないですよね。
京都の町並みがお好きな方は、その保存にも協力しなければならないわけです。
集合住宅のマンションの場合でも、観光地となっている有名な寺社仏閣のエリアでは、
好き勝手なデザインのものはなく、和風の外観になっています。
そして、当然、高額物件ばかり。

テーマ : 京都
ジャンル : 地域情報

京都の住宅の不思議(3)・・・世代を受け継ぐ連棟式家屋

今日午後に予定されていた不動産廻りが延期となったので、
この機会に、以下をアップすることに。


P3120969.jpg


だいぶ前になりますが、ここのブログで以下の記事をエントリーしました。
よろしければ、クリックしてお読みになってみてください。

「京都の住宅の不思議(1) 京町家」
「京都の住宅の不思議(2) 隣同士がくっ付いている」


京都の方にとっては不思議でもなんでもない「普通の光景」のようで、
わたくしが懸念する問題への意識がどの程度なのか、気になりました。

というのも、意識が低いと問題が生じた時に
どういう対応策があるのかが分からないままだから。

たとえば、上の住居のようにお隣同志がくっ付いている「連棟式」の場合、
所有権は別々のことが多いので、一方のお宅が「耐震補強工事」をしたいと思った場合、
他方のお宅の同意を得られないと、その工事ができません。


あるいは、一方のお宅が自宅の売却を考えた場合も同様で、
売り手なり買い手がその住居を新築やリフォームをしたいと思った場合、
お隣の同意がなければ、出来ません。


同意をいただくに当たって生じる障害の多くは、自宅がお隣とくっ付いているのですから、
屋根や壁が一部共有されている部分を分離するところに生じます。
分離しなければ、自宅といえども耐震補強工事もリフォームも難しい。


自宅をお隣から分離することに伴う補繕工事や修繕工事自体の費用と、
それに伴って生じる不都合への賠償に関わる諸費用について、
双方で話し合いをして同意を得られなければ、事は先に進みません。

これって、お隣との関係性にかなり左右されますよね。
双方が抱える家庭事情に左右される経済的な問題にもなるので、
合意形成はかなりの難問になりそうだと推測されます。


ところが、家をご案内くださる不動産屋さんは、こちらがそのことに触れない限り、
何の説明もないということが多いんです。

京都で家を探される場合は、この件は必ず聴く必要があります。聞くと、意外な顔をされますが、
最終的な答えは「こじれると、訴訟になりますね」です。


京都市内を散策していると、住居の片側の壁が無残な形になっているお宅を見かけます。
空き地になっている土地の両側だったり、片側の家の場合に見られるのですが、
片側の壁が、いきなり間に合わせのようなトタンで覆われているのです。

その隣の空き地の多くには「売り地」という看板が立っていたりしますが、
不思議なことに、この3年間、ずっと「売り地」のままというのも。

何だか、離婚訴訟で別れた男女の傷跡のようなものをこうした住居に感じてしまい、
何とも無残な感じを・・・そこに感じることもしばしば。


けれど、お隣との関係が良く、双方の家庭の経済事情も似ていると、
このような姿に住居が生まれ変わることも可能であり、
そういう住宅もしばしば目にします。


P3120844.jpg


こうして旧居が新しい世代に受け継がれて行く姿を見ると、
京都の「伝統」の力の凄さをまざまざと見せつけられるような気がします。

なぜって、こういう形に生まれ変わるには、
お隣との良好なお付き合いがなければ無理ですし、

双方に、忍耐強い話し合いを可能とする能力と知恵がなければ、
成功しませんものね。

テーマ : 京都
ジャンル : 地域情報

雛祭りの歌♪

koga090208d.jpg


長崎伝統人形の古賀人形。去年、ネットで見つけた時、
雛祭りの日にご紹介したいと思って画像を保存していました。なので、わが家のお雛様ではありませんけれど、
お内裏様の明るい表情が気に入りました。
この数年、雛祭りの日に雛人形のご紹介をさせていただいていますけれど、
去年は、下呂温泉合掌村の土雛でした。


古賀人形1


ご参考までに、写真のお雛様をご紹介させていただくと、
小川憲一第19代制作のお雛さまで、販売価格は35000円とありました。


古賀人形2


雛祭りの今日、毎年のことながら、日本の女の子たちが、いかなる逆境に置かれても、
どうか心身ともに健康に育っていってほしい・・・・そう祈ってやみません。

ところで、雛祭りの歌、歌えますか?
タイトル「うれしいひなまつり」で、「今日はたのしい雛祭り」という歌詞の歌。




子供の頃から、この歌を聴いたり歌うたび、女の子の成長と幸せを祈るお祭りの歌なのに、
どうしてこんなに哀しい旋律なのだろうと思ったものでした。
いま、聴いても、やっぱり哀しくなりますね。


テーマ : 伝統工芸
ジャンル : 学問・文化・芸術

一休こんぶ

CA3J0643.jpg


一休さんといえば、大徳寺。大徳寺といえば、一休こんぶ。
あるいは、大徳寺といえば、一休さん。一休さんといえば、一休こんぶ。
というくらい、ハマってしまうとたまらなくなるらしい大徳寺納豆。

なれど、わが家では、一休こんぶよりこちらの方が向いているので、時々買ってきます。


P2254767.jpg


そのままいただいても美味しいけれど、炊きたての温かいご飯の載せると最高で、
後は、京漬物があればそれで十分。お弁当やお夜食に、
卵焼きと合わせて海苔巻きの具に使うと娘が喜びます。(=^^=)

ところで、一休こんぶ、製造方法はわからないけれど、
お店によって微妙にお味が異なります。
塩辛さを多く感じるものはお味噌の塩辛さでしょうが、
お味噌を乾燥させたような風合いをやわらかく感じるのは高級品。
いろいろですけれど、甘い味覚に慣れた舌には向かないかもしれないですね。

これを美味しくいただくには、禅僧のような暮らしをするか、あるいは、
真夏の塩分不足の季節か、汗をかくような労働の後が一番かな~と。
京都にいらした方は、大徳寺前でお試しください。

テーマ : 京都
ジャンル : 地域情報

ブロとも申請フォーム

★リンクフリー

検索フォーム

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

★RSSフィード

QRcode

QR
管理人

月光院璋子

Author:月光院璋子
自由の享受を幸せと実感する人間です。相手の自由を尊重できる方は幸い。自由のために戦える生は尊い。
自由=愛です。

【Thank You】
カレンダー
10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
いま、雪が降る
★お知らせ★
最新記事
Bookmark
月と遊ぶ
最近のコメント
★お花が好き♪
月別アーカイブ
ブログ全記事表示

全ての記事を表示する

ブログ内検索
新しい家族(=^^=)
いつでも里親募集中
★月光の下で
カテゴリー
★閲覧のBGMに・・・